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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

偉大なるアンチェロッティの足跡

2022-05-03 20:37:02 | 日記
 レアル・マドリード、ACミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、そしてFCバイエルン・ミュンヘン。

 カルロ・アンチェロッティは今季、2度目の就任となるレアル・マドリードを2季ぶりにラ・リーガの優勝に導いたことで、指標初となる欧州主要5大リーグ全てでリーグ優勝を達成した、初めての指揮官となりました。

 昔から彼の指揮する姿を見ていた方ならば、感慨深いでしょうね。

 1・駆け出しのころ指揮していたパルマでは、ジャンフランコ・ゾラの起用法が思い浮かばず、彼をチェルシーに移籍させる
 2・1999年のユヴェントスでは、最後の最後でACミランに優勝を譲ってしまう
 3・敬愛するアリゴ・サッキを意識しすぎ、ジャンフランコ・ゾラだけでなく、ロベルト・バッジョの獲得も見送る

 というように、アンチェロッティは何度も痛い思いをしながら、奮闘して今の名声を得たわけです。

 ちなみにバイエルンでは途中解雇、レアル・マドリードでもUEFAチャンピオンズ・リーグ、しかも節目となる10度目の優勝をもたらしたにもかかわらず、在任期間はわずか2年でしたし、勝利も敗北も知り尽くしています。

 彼がコロンビア代表のハメス・ロドリゲスを重用してきたことは広く知られている一方で、アンチェロッティは特定の選手に依存する機会が少ないと言えます。

 チェルシーの指揮官に就任すると、複数のメディアは

 「彼はアンドレア・ピルロを中軸に指名する」
 「アンドレア・ピルロの移籍が決定」

 と書き立てますが、そのような事実がありませんでした。

 確かにパリ・サンジェルマン時代はズラタン・イブラヒモビッチを頼りにしましたが、それはロラン・ブランも同様であり、それだけ彼の存在は突出していたことを意味します。

 レアル・マドリードに14度目となる欧州王者の地位をもたらせば、今季のレアルはまずまずの成績と言えるのではないでしょうか。

 「まずまず」と言ったのは、エディン・アザルをはじめ、選手の処遇が昨年同様好転しなかっただけに過ぎないのですが。
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