塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

セレッソ、急成長の陰にあるもの

2014-01-25 22:29:36 | 日記

 ガンバがリーグ、天皇杯、そしてチャンピrンズ・リーグ優勝からのクラブ・ワールドカップ進出へと羽ばたいた2005年から08年、セレッソファンは随分の狭い思いをしていたのでしょう。

 「ガンバこそが関西を代表するクラブ」

 という言葉に、実績では到底かなわないのがセレッソであり、ガンバは昨年をJ2で戦いましたから、幾分溜飲を下げることが出来たでしょうが、優勝回数と言う点では全く勝てません。

 僕はセレッソが今右肩あがりで人気が急上昇していることは

 1・レヴィー・クルピという指揮官が当たった事

 2・育成の面でガンバを凌ぐようになった

 という2点の要素が見逃せないと思います。

 昨年パルセイロも岡田選手のおかげで選手層が厚くなりましたし、山口蛍のドキュメンタリーを見て随分考えることもありました。

 首脳陣がフォルラン獲得を目指したのは、過去のマイナスを払拭し、プラス成長を更に加速させることで、ヤンマーやニッポンハムを軸にしたスポンサーへの配慮も含めた戦略があると思います。

 僕だけでなく、多くのファンは

 「セレッソが優勝争いをした翌年は低迷、もしくは降格する」

 という印象を持っていますし、事実セレッソはベルマーレやアビスパ程では無いにせよ、ヨーヨークラブという形容があながち間違ってはいないと言えます。

 ですからフォルラン獲得でもしJの優勝が出来たならば、関西圏におけるガンバとの逆転現象だけでなく、リーグの勢力図そのものを変えてしまう、そんな可能性さえあると思います。

 今では信じがたい出来事ですが、ブンデスリーガではかつてバイエルンではなく、1860ミュンヘンの方が人気と実力を兼ね備えていましたが、適切な補強と育成、監督選びを行うことで、立場は完全に逆転しました。

 ガンバもうかうかしていると、この手痛いカウンターを喰らうかもしれませんよ。

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