塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

靴、スパイクを大切にする証を探る

2018-09-24 01:14:28 | 日記
 米国では出世が決まると、その帰り道スーツ、ネクタイ、靴を新調すると言います。

 言い換えれば昇進し、地位が高ければ高いほど、会合が増え身だしなみや教養を相手から値踏みされる危険が伴います。

 丁寧に磨かれた靴と清潔なハンカチ
 奇麗に剃られた髭に揃えられた爪

 上の立場になれば、相応の服装が求められるのが当然であり、だからこそ米国大統領を語る際

 赤いネクタイはパワータイであり、紺の背広と白のシャツで星条旗を示す
 靴はアラン・エドモンズ、スーツはヒッキー・フリーマン
 好む酒はワイルド・ダーキー

 などが枕詞として利用されます。

 でも、僕が使えてきた上司はそのほとんどが服装と靴の手入れに無頓着で、仕えていて意味なしと思うことはしょっちゅうです。

 むしろ僕の方が磨かれた靴を靴ベラを使って履き、ホーズですねを覆うというマナーを守っているわけですからね。

 足元を見る、という表現は日本語にもありますが、これは靴、草鞋など履物を指すわけです。

 靴を修理する(僕もシューマート長野稲里店で先日、2足ソール交換をしたばかりです)
 靴を磨き長持ちさせること

 は教養の一環なんですよね。

 サッカー選手が足元、スパイクのこだわるのは当然商売道具と言う側面もありますが、どこのブランドを愛用しているかで認知度も変われば、院s尿も異なるからです。

 ナイキがマジスタを廃盤にしてまでファントムビジョンを開発したのも

 選手によりよい靴を提供したい
 その靴を履いて胸を張ってほしい

 と思うためでしょう。

 ベルギー代表のブルイネが広告塔のはずです。

 靴を言えば1998年、マイケル・ジョーダンが敵地「マジソン・スクエア・ガーデン」でニューヨーク・ニックスと戦った日が印象的です。

 ジョーダンはこの日、55得点を挙げ終了55秒前にベンチに下がるのですが、敵地でありながらスタンディング・オベーションを受けます。

 それはジョーダンが

 1・もうガーデンでプレイすることが無く、本当にバスケットを愛しているニューヨーカーに敬意を払いたかった
 2・その証が押し入れを整理して現れた、エアー・ジョーダン1だった

 わけで、靴というのはそれだけの重みがあるという重要なエピソードです。
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