塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本田の応答に僕が感じたこと

2010-03-18 16:57:31 | 日記
 セビージャ戦を終え日本の記者団のインタビューに応じていた本田が、「日本人として初めてというのはどうでもいいこと。」と、チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメントで、日本人選手が初めて奪ったゴールと8強進出に関する感想を記者団から求められた時、自分の心情を隠すことなく言い切った姿を見て、この「目線の違い」が、彼が「異端」と呼ばれてきた理由なのだと感じました。

 つまり本田に当たり前の感覚が、記者や僕たちには当たり前では無いのですね。僕が彼の立場なら「嬉しい出来事ですね。」「日本のファンの皆さんの暖かい声援のおかげです。」と、少なくともこれらの言葉をクッションにして、それからセビージャ戦の課題を述べ、ロシアリーグの展望を述べると思います。

 でも本田からはそういった感傷的な発言が一切きかれません。それは彼が目指している頂きめでの道のりが、彼の頭の中にはルートとして整備されていて、そのルートをまだ登っている最中だからなのでしょう。

 確かに近年のCSKAは東欧を代表するクラブに成長しましたが、本田としてはロシアが頂ではない、スペインやイングランドにいつか渡ってそこでも結果を出すと言う意志を、常に絶やさず持ち続けているのだと思います。

 ただ中田英寿のそうだったように、彼が頂きを辿り着いても心の底から笑うことは無いように感じます。いささか斜に構えた表情で笑みを浮かべながら、胸の中で新しい自分の目標を探しているはずだからです。

 中田が引退後日本の記者からの質問に答え穏やかな笑みを浮かべるようになったように、本田が心からサッカーで笑う時は、現役を引退してからのような気がします。
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長野パルセイロがカップ戦を企画

2010-03-18 16:36:00 | 日記
 長野県で最も親しまれている新聞は信濃毎日新聞になります。その信濃毎日新聞は長野県内を区切って、その地域限定のフリーペーパーを配布しているんです。僕の住む千曲市には、毎月第3木曜日に「Do!sul(どうする?)」というタイトルのフリーペーパーが、朝刊とともにはいふされます。このペーパーには必ず長野パルセイロの情報が掲載されていまして、「ビエイラカップ」の開催と、小学校5・6年生が対象の「バドウリーグ」と、小学校3・4年生が対象の「エリカリーグ」の企画についての記事でした。

 それぞれ8チームが参加し、パルセイロとパルセイロレディースのホームゲーム開催と合わせて行うそうで、今現在は参加チームを募っている最中とのことです。

 企画自体も大変興味深いのですが、バドウとエリカさんの名前からリーグとカップのタイトルを名づけた事に、僕は大きな拍手を贈りたいですね。中東の地にいるお二人も、このニュースを聞いたらきっと喜んでくれると思います。二人の名前が付いただけでなく、未来の長野を養う人材を今のうちから育んでいこうというパルセイロの姿勢は、今は反応が小さくともきっと花開くと思います。長野パルセイロの礎を築いてくれた二人の姿を、時に思い出したり語り合うこともできますしね。

 北信越リーグは基本日曜日開催のため、お客商売の僕がホーム、アゥエイ問わず全ての試合を観戦する事はできません。でもリーグの日程を見ると、土曜日開催のホームゲームが2試合あるので、まずその2試合に照準を合わせて観戦に出向きたいと思います。

 ベンチにバドウの姿が無い事と、観客席にエリカさんの姿がないことに、最初は戸惑うかもしれませんが、クラブの選手とスタッフは年を経る事に変わってゆくのは当たり前ですし、それはどんな勤め先でも一緒です。

 ですからセンチメンタルな気分で応援するのではなく、純粋に2010年のパルセイロの活躍を追っていきたいと考えています。
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レッズの公式スーツが雑誌に掲載される

2010-03-18 16:14:54 | 日記
 10日発売のメンズクラブ4月号に、ドイツのヒューゴ・ボス社による「浦和レッズ公式スーツ」の記事が掲載されています。実はこのスーツ、鈴木選手と細貝選手の監修によるもので、このスーツの仕上がり具合には、鈴木選手もレッズの選手達も大満足だそうで、公式販売もされるとのこと。レッズファンだけでなく、ヒューゴ・ボスのファンの方達からも、熱い視線を浴びそうです。

 ヒューゴ・ボスはレッズ以外ですと、バイエルン・ミュンヘンとレアル・マドリーの公式スーツを手がけています。僕の手許にある「メンズEX」というファッション誌の2008年1月号に、ルカ・トニ(現ローマ)とマルティン・ヤンゼン(現ハンブルク)の着こなしを参考例に、ボス製のバイエルン公式スーツが掲載されています。

 ちなみにネクタイは白と赤のストライプという、文字通りバイエルンのホームカラーを採用していて、バイエルンのファンからすれば垂涎の的だったと思います。

 僕が知る限りではFC東京はポール・スチュアート、横浜F・マリノスはセレクトショップのエディフィスが、それぞれ公式スーツを手がけています。ジュビロ磐田はかつてユナイテッド・アローズから公式スーツの提供を受けていましたが、今はどうなんでしょうか?
 ちなみに長野パルセイロは、スポンサーであったAOKIのスーツを着用していました。(恐らく今現在もパルセイロの公式スーツは、AOKIの提供による品だと思います。)

 こうしてみるとサッカー選手という存在は、ピッチ上だけでなく移動の際も相当な視線を浴びていることがわかります。そして僕達ファンとしては、選手が着用している品は買いたいと思うものですから、これからはレプリカジャージやスパイクだけでなく、ビジネスや接待でも使用可能な、スーツやネクタイが今まで以上に市販される気がします。

 サッカークラブが仕立ての悪いスーツを選手に着せることは考えられませんし、クラブが選んだスーツブランドは、縫製も生地の質も良い証拠になりますから、店側としても消費者に格好のアピール材料になると思います。
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本田CSKAモスクワの勝利に貢献

2010-03-18 01:31:20 | 日記
 昨日のスポルトでインテルVSチェルシー、セヴィージャVSCSKAのハイライトを見ましたが、皆が絶賛したように本田のFKは絶妙でしたね。紛れも無くCSKAにとって必要不可欠な存在であり、そこまでの存在感を短期間でクラブに植え付けた本田の技量は、僕たちの想像を遥かに超えています。

 これはあくまで私見ですが、本田は既に全盛期の中田英寿を、技術と体力そして戦術面の全てで上回っていると思います。中田の最盛期はスクデットに輝いた2000-01シーズンだと思います。
 
 今でもローマの至宝としてクラブに君臨するフランチェスコ・トッティと、あそこまで激しいポジション争いをしたのは後にも先にも中田だけですし、翌年パルマに移籍した際も、指揮官であるフランチェスコ・グイドリンが、3-4-1-2の「1」のポジションを中田に用意したことも頷ける話です。
  
 その後は数字だけで判断すれば物足りない結果に映りますが、英語とイタリア語を駆使し自分の言葉で周囲に語りかけ、文字通り日本代表の柱でありつづけたからこそ、ドイツワールドカップ後の引き際を、誰もが惜しんだのです。

 本田は中田と同様に、自分の意志を相手に伝える術に長けているのでしょうね。そしてオランダでもロシアでも、彼が単に「わがまま」を述べているのではなく、彼の活躍が周囲を活かし同時にクラブの利益につながる事を、クラブの首脳陣以下皆が認めている。だからこそ本田は今上昇傾向にあると言えます。

 そしてFKの威力と優れたフィジカル・コンタクトも大きな武器です。積雪の多いロシアでは人工芝のスタジアムも多いと聞きますが、きっと本田は既に近いうちに味わうハンデを視野に入れて練習していると思います。

 かつて中田がトッティと切磋琢磨し、チェーザレ・プランデッリやサム・アラダイスといった指揮官と、意見の相違があったことは知られていますが、中田は指揮官の意見を尊重し、練習と試合で手を抜く事はありませんでした。
 今本田は指揮官との不和、そして自身を脅かすクラブメートを存在を気にすることなくサッカーに集中していると思います。

 でも近い将来彼の身にも、中田が味わった困難が迫ってくるとおもいます。その際本田がどうやってそのマイナスを取り払うか、僕は大いに気になります。
 今アジア最高の選手の称号は韓国代表パク・チソンの頭上ですが、使い将来その称号は本田の頭上に輝いているはずです。
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