今年も残すところあと一日。
例年年末は、生きて年を越せるのかというくらい仕事が過酷だったので
今年の平穏は、本当に夢を見ているようです。
小さな子どももいないし、基本無宗教なのでクリスマスはスルーしましたが
さすがにお正月の準備はちまちまとしています。
生まれて初めて(最初で最後かもしれませんが)黒豆を煮てみました。
ネットで作り方を探したのですが、色々ありすぎて
「簡単」というのにつられて失敗したらいやだなと
結局豆の袋に書いてあったオーソドックスな方法に落ち着きました。
ダンナが「丹波黒豆」を買いそうになったのをあわてて阻止しました。
まったく貧乏なくせに、高級品に弱いんだから(でも男性はそういうタイプは多いかも)
出来上がりは、まあまあ普通な感じです。
毎年数の子、黒豆、栗きんとん
それにお雑煮と博多のがめ煮くらいはそろえますが
あとは特におせちという感じでもありません。
定番にはこだわらず、なるべく簡単にできて
自分がおいしいと思うものを作るようにしています。
そして先日やっと念願の、ジョニー・デップの「トランセンデンス」を観ました。
映画館で観たかったのが、引っ越しでだめになって
ケーブルで配信されるのを4ヶ月待ちました。
あらすじは
人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは
反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はス
ーパーコンピューターにアップロードされる。ウィルの意識はコンピューターの中で生き続け
やがて予想もしない進化を始めるというものです。
SFかと思いきや実は恋愛で、およよという感じではありましたが
まあいいや、ジョニー・デップなら何でもO.Kです。
「シザーハンズ」ではハサミ男のジョニー・デップが
愛する人のために両手のハサミを使って雪を降らせるラストで泣けました。
彼女を抱きしめることもできない彼の愛の形です。
どちらかというと「シザーハンズ」とか「ローン・レンジャー」とか
「チョコレート工場」
要するに白塗りしているジョニー・デップのほうが好きです。
と脱線しましたが、英国の物理学者ホーキング博士が、AIの進化は
いずれ人類の破滅を招くと警告して話題になったりもしました。
果たしてテクノロジーが人類を凌駕するような時代がくるのかどうかは
誰にも分かりませんが、ネット依存の急激な増加にしても
最近話題になったサイバー・テロにしても
かつては未来形だったことが急速に現実になり始めているのは事実です。
「トランセンデンス」も進化を続けるテクノロジーの
その先を描こうとしている映画ではありました。
アメリカ映画は、古くは先住民を、その後はソ連を悪役にして
勧善懲悪、ヒーロー万歳みたいなシンプルな映画を作っていましたが
これだけ世界がグローバル化すると、何かと支障が出てきますから
どこかの国を簡単に悪役にするわけにもいきません、
その分最近のアメリカ映画には、終末観が色濃く現れているものが
多くなっているように思います。
今年ドはまりした「猿の惑星ライジング」は、アルツハイマーの治療薬で
人類が絶滅寸前というお話でしたし、すでに「A.I」のように
絶滅しちゃったというお話もあります。
進化する科学やテクノロジーを前に、本当にこれでいいのか
これで正しいのかと感じている人たちは案外多いのではないでしょうか。
例えば原子力の問題にしても、いいか悪いかは様々な意見があって
個人ではなかなか結論を出せるようなことではないのですが
現実に福島の原発事故を目のあたりにして
「本当に大丈夫なのか」という大きな不安は
今でもかなりの人が感じているのではないかと思います。
さらに私自身ガンになったことで、新たにガン治療の現実と向き合わなければならなくなり
これまでとはまた違った視点で「これでいいのか」を考える日々でもあります。
ダンナの仕事はセクションが変わって、夜や夜中が仕事の日があるので
昨夜はこれもケーブルで「さよなら渓谷」を観ていました。
が…こちらはよく分かりませんでした。
吉田修一さんは「悪人」とか「パレード」なんかは
原作も面白く読んだのですが、この「さよなら渓谷」は
珍しく原作ももひとつピンと来なかったので、どうも相性が悪いようです。
ちなみに女性のデリケートな感情の揺らぎというようなのはさっぱりわかりません。
角田光代さんとか、湊かなえさんとか全滅です。
心理的自縄自縛みたいなのは苦手です。
この「さよなら渓谷」も、男女どちらにも全然感情移入できなかった。
でも真木よう子さんは、好きな女優さんの一人だし
これと「そして父になる」で日本アカデミー賞の主演、助演ダブル受賞という
話題になった映画でもあったので、いちおう押さえておこうかなと思ったわけです。
年明けの最初は、人間の脳が100%覚醒したらというテーマで
主役の女優さんが最後はタタリ神(もののけ姫)状態になるといわれている
「ルーシー」を観ようと企んでいます。
男とか女とか、親と子とか、家族とか、「ありのままに」とか
そんなのはもういいかなという感じです。
やっぱり人類の極限状態とかのほうがテンションが上がります。
伊藤計劃さんのブログにこんな一節がありました。
「自分が作ったわけでもない、誰かさんの映画に毎週毎日
こんなにも依存している、自分のほうがよっぽどおかしいのだ」
けれど、依存することで生きるために必要なものを
たくさん得ることができて、失うものはあまりない
そういう依存も確かにあって、それは少しおかしいかもしれないけれど
そんなに悪いことではないように思います。(開き直ったか)
今年一年、相変わらず好き勝手なことを書いているこのブログを
訪問してくださった皆様には、心からお礼を申し上げます。
どうかよいお年をお迎えください!
例年年末は、生きて年を越せるのかというくらい仕事が過酷だったので
今年の平穏は、本当に夢を見ているようです。
小さな子どももいないし、基本無宗教なのでクリスマスはスルーしましたが
さすがにお正月の準備はちまちまとしています。
生まれて初めて(最初で最後かもしれませんが)黒豆を煮てみました。
ネットで作り方を探したのですが、色々ありすぎて
「簡単」というのにつられて失敗したらいやだなと
結局豆の袋に書いてあったオーソドックスな方法に落ち着きました。
ダンナが「丹波黒豆」を買いそうになったのをあわてて阻止しました。
まったく貧乏なくせに、高級品に弱いんだから(でも男性はそういうタイプは多いかも)
出来上がりは、まあまあ普通な感じです。
毎年数の子、黒豆、栗きんとん
それにお雑煮と博多のがめ煮くらいはそろえますが
あとは特におせちという感じでもありません。
定番にはこだわらず、なるべく簡単にできて
自分がおいしいと思うものを作るようにしています。
そして先日やっと念願の、ジョニー・デップの「トランセンデンス」を観ました。
映画館で観たかったのが、引っ越しでだめになって
ケーブルで配信されるのを4ヶ月待ちました。
あらすじは
人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは
反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はス
ーパーコンピューターにアップロードされる。ウィルの意識はコンピューターの中で生き続け
やがて予想もしない進化を始めるというものです。
SFかと思いきや実は恋愛で、およよという感じではありましたが
まあいいや、ジョニー・デップなら何でもO.Kです。
「シザーハンズ」ではハサミ男のジョニー・デップが
愛する人のために両手のハサミを使って雪を降らせるラストで泣けました。
彼女を抱きしめることもできない彼の愛の形です。
どちらかというと「シザーハンズ」とか「ローン・レンジャー」とか
「チョコレート工場」
要するに白塗りしているジョニー・デップのほうが好きです。
と脱線しましたが、英国の物理学者ホーキング博士が、AIの進化は
いずれ人類の破滅を招くと警告して話題になったりもしました。
果たしてテクノロジーが人類を凌駕するような時代がくるのかどうかは
誰にも分かりませんが、ネット依存の急激な増加にしても
最近話題になったサイバー・テロにしても
かつては未来形だったことが急速に現実になり始めているのは事実です。
「トランセンデンス」も進化を続けるテクノロジーの
その先を描こうとしている映画ではありました。
アメリカ映画は、古くは先住民を、その後はソ連を悪役にして
勧善懲悪、ヒーロー万歳みたいなシンプルな映画を作っていましたが
これだけ世界がグローバル化すると、何かと支障が出てきますから
どこかの国を簡単に悪役にするわけにもいきません、
その分最近のアメリカ映画には、終末観が色濃く現れているものが
多くなっているように思います。
今年ドはまりした「猿の惑星ライジング」は、アルツハイマーの治療薬で
人類が絶滅寸前というお話でしたし、すでに「A.I」のように
絶滅しちゃったというお話もあります。
進化する科学やテクノロジーを前に、本当にこれでいいのか
これで正しいのかと感じている人たちは案外多いのではないでしょうか。
例えば原子力の問題にしても、いいか悪いかは様々な意見があって
個人ではなかなか結論を出せるようなことではないのですが
現実に福島の原発事故を目のあたりにして
「本当に大丈夫なのか」という大きな不安は
今でもかなりの人が感じているのではないかと思います。
さらに私自身ガンになったことで、新たにガン治療の現実と向き合わなければならなくなり
これまでとはまた違った視点で「これでいいのか」を考える日々でもあります。
ダンナの仕事はセクションが変わって、夜や夜中が仕事の日があるので
昨夜はこれもケーブルで「さよなら渓谷」を観ていました。
が…こちらはよく分かりませんでした。
吉田修一さんは「悪人」とか「パレード」なんかは
原作も面白く読んだのですが、この「さよなら渓谷」は
珍しく原作ももひとつピンと来なかったので、どうも相性が悪いようです。
ちなみに女性のデリケートな感情の揺らぎというようなのはさっぱりわかりません。
角田光代さんとか、湊かなえさんとか全滅です。
心理的自縄自縛みたいなのは苦手です。
この「さよなら渓谷」も、男女どちらにも全然感情移入できなかった。
でも真木よう子さんは、好きな女優さんの一人だし
これと「そして父になる」で日本アカデミー賞の主演、助演ダブル受賞という
話題になった映画でもあったので、いちおう押さえておこうかなと思ったわけです。
年明けの最初は、人間の脳が100%覚醒したらというテーマで
主役の女優さんが最後はタタリ神(もののけ姫)状態になるといわれている
「ルーシー」を観ようと企んでいます。
男とか女とか、親と子とか、家族とか、「ありのままに」とか
そんなのはもういいかなという感じです。
やっぱり人類の極限状態とかのほうがテンションが上がります。
伊藤計劃さんのブログにこんな一節がありました。
「自分が作ったわけでもない、誰かさんの映画に毎週毎日
こんなにも依存している、自分のほうがよっぽどおかしいのだ」
けれど、依存することで生きるために必要なものを
たくさん得ることができて、失うものはあまりない
そういう依存も確かにあって、それは少しおかしいかもしれないけれど
そんなに悪いことではないように思います。(開き直ったか)
今年一年、相変わらず好き勝手なことを書いているこのブログを
訪問してくださった皆様には、心からお礼を申し上げます。
どうかよいお年をお迎えください!
ランキングに参加してみました。よろしければクリックをお願いします!