本当にあっという間に、危険ドラッグが絡んだ事件が
多い日は2件も3件も報道されるという事態になった。
そして薬物に関する資料を探していたら衝撃的な事実を知った。
「日本は覚せい剤乱用が50年も続いている世界的に稀有な国」であるということだ。
どういうことかと言うと「日本では薬物依存症が治療されないため覚醒剤に関した薬物犯罪では
男子62.1%といった高い再犯率を維持している」というのが現状だ。
すでに国際的には、刑罰ではなく依存症の治療を提供する政策が主流になっており
幾つかのタイプの治療プログラムが編み出され運用されている。
このような世界の流れからすれば、日本はほぼ半世紀遅れていることになる。
最近政治がやっとアルコール依存症の問題に少し前向きになってきたのは
おそらくは増え続ける医療費を抑制する目的が後押しをしたのではないかと思っているが
薬物やギャンブルの依存症の治療は、相変わらず民間のNPOに丸投げで
そこに危機感はほとんど感じられない。
薬物の流入や拡散、そして使用を止めることはもうできない。
それが分かっているから、欧米諸国は依存症の治療に重点を置いている。
「依存症」というものがある程度は理解されているのだ。
けれど、今の日本の現状で、この勢いで薬物が流通拡散を始めたら
あと3年もしたら、それこそとんでもない事態になるのではないか。
このブログを書いてきた8年の間にも
ギャンブル依存症の患者が、200万人から560万人
あっという間に約3倍にはねあがった。
もし同じようなことが薬物でも起こったらいったいどうなるのだろう。
「パーソン・オブ・インタレスト」というアメリカのドラマでは
ドラッグの原料ではなく、何かの工業製品の薬物が
ドラッグの原料に使われていて、もちろん人体にはとんでもなく危険なしろものだが
輸入された時点では、それは違法薬物でもなんでもないから、取り締まることはできない。
しかも極め付けが、ニューヨーク市警の悪徳警官たちがその元締めで
利益をピンハネしている。まあどこかで聞いたような話ではあるのだが。
私は別にアメリカ賛美主義者ではないが、このような社会のマイナス面でも
タブー視せずにドラマ化できるところに
かろうじてアメリカという国の健全さを感じる。
依存症のことを書いていると、どうしようもないもどかしさがあるということは
度々書いてきたが、実は本当にこうした情報が必要な層と言うのは
そういう情報は見ない。つまり薬物を使うような人間は
NHKの「薬物依存」の特集なんか見ない。
ギャンブル依存症にしても、何らかの危機感を持っている人や切迫した事情のある人は
こんな面倒くさいブログでも読んでくれるかもしれないが
パチンコやスロットに絶賛依存中で「パチンコできないなら死んだほうがマシだ」
みたいな人は、こんなブログなんかおそらく絶対に読まないだろう。
そしてギャンブルのお金欲しさに借金を繰り返し
行き詰ったあげくに、ほんのわずかなお金のために無関係な人間を殺したりする。
それはネット依存の問題にしてもそうで
問題意識を持っている親御さんは、情報を集めて何とか対処しようと
苦心されているが、子どもが何をしようとほったらかしだったり
学校の成績は気にするけど、それ以外のことには無関心だったり
親自身が、運転しながら携帯を使ったり
オンラインゲームやSNSに夢中だったりと
子ども以前に親に問題ありのケースも多いのだと思う。
一番知ってほしい人たちが、実はこういう問題には無関心なのだ。
だからそういう愚かさの巻き添えになって
犠牲になった人たちは本当に浮かばれないと思う。
しつこく繰り返すが家族の依存症や依存の問題で悩んでいる人は
一人でなんとかしようとは思わず、まずはどこかに相談を
悩みを打ち明けることができる誰かにつながってほしい。
このブログでも、経済的な負担がない相談機関については
ある程度リンクをしているつもりだ。
そしてたとえ最初はうまくいかなくてもあきらめないでほしい。
数は少ないが、相談することができる幾つかの選択肢はある。
私は薬物についてはよく知らないのだが
家族が薬物(シンナー、覚せい剤、危険ドラッグ、大麻)の問題を
抱えている場合、警察に捕まるのではないかということを
心配して相談ができないというケースもあることを知った。
だが本人や家族の自助グループは
基本的に匿名で、自分の本名を言う必要はないので
とにかく一人きり、あるいは家族だけで抱え込まないでほしい。
話がそれるが、父親が5歳の男の子を放置して家を出て
8年経って白骨で発見されたという
あまりにも無残な事件も報道された。
こうした事件の背景にあるのもやはり「恐るべき無知」と
「自分勝手な考え方」なのだと思う。
どうしても自分で子どもが育てられないという場合は
どこかしら相談できる機関というものはある。
それを知らないし、知ろうともしない。
相談をするのが面倒なのか、愚かなプライドなのか
「どうでもいい」という投げやりなのか
どんな理由かは知るよしもないが
最後に犠牲になるのは、いつの場合でも一番力が弱い者なのだ。
多い日は2件も3件も報道されるという事態になった。
そして薬物に関する資料を探していたら衝撃的な事実を知った。
「日本は覚せい剤乱用が50年も続いている世界的に稀有な国」であるということだ。
どういうことかと言うと「日本では薬物依存症が治療されないため覚醒剤に関した薬物犯罪では
男子62.1%といった高い再犯率を維持している」というのが現状だ。
すでに国際的には、刑罰ではなく依存症の治療を提供する政策が主流になっており
幾つかのタイプの治療プログラムが編み出され運用されている。
このような世界の流れからすれば、日本はほぼ半世紀遅れていることになる。
最近政治がやっとアルコール依存症の問題に少し前向きになってきたのは
おそらくは増え続ける医療費を抑制する目的が後押しをしたのではないかと思っているが
薬物やギャンブルの依存症の治療は、相変わらず民間のNPOに丸投げで
そこに危機感はほとんど感じられない。
薬物の流入や拡散、そして使用を止めることはもうできない。
それが分かっているから、欧米諸国は依存症の治療に重点を置いている。
「依存症」というものがある程度は理解されているのだ。
けれど、今の日本の現状で、この勢いで薬物が流通拡散を始めたら
あと3年もしたら、それこそとんでもない事態になるのではないか。
このブログを書いてきた8年の間にも
ギャンブル依存症の患者が、200万人から560万人
あっという間に約3倍にはねあがった。
もし同じようなことが薬物でも起こったらいったいどうなるのだろう。
「パーソン・オブ・インタレスト」というアメリカのドラマでは
ドラッグの原料ではなく、何かの工業製品の薬物が
ドラッグの原料に使われていて、もちろん人体にはとんでもなく危険なしろものだが
輸入された時点では、それは違法薬物でもなんでもないから、取り締まることはできない。
しかも極め付けが、ニューヨーク市警の悪徳警官たちがその元締めで
利益をピンハネしている。まあどこかで聞いたような話ではあるのだが。
私は別にアメリカ賛美主義者ではないが、このような社会のマイナス面でも
タブー視せずにドラマ化できるところに
かろうじてアメリカという国の健全さを感じる。
依存症のことを書いていると、どうしようもないもどかしさがあるということは
度々書いてきたが、実は本当にこうした情報が必要な層と言うのは
そういう情報は見ない。つまり薬物を使うような人間は
NHKの「薬物依存」の特集なんか見ない。
ギャンブル依存症にしても、何らかの危機感を持っている人や切迫した事情のある人は
こんな面倒くさいブログでも読んでくれるかもしれないが
パチンコやスロットに絶賛依存中で「パチンコできないなら死んだほうがマシだ」
みたいな人は、こんなブログなんかおそらく絶対に読まないだろう。
そしてギャンブルのお金欲しさに借金を繰り返し
行き詰ったあげくに、ほんのわずかなお金のために無関係な人間を殺したりする。
それはネット依存の問題にしてもそうで
問題意識を持っている親御さんは、情報を集めて何とか対処しようと
苦心されているが、子どもが何をしようとほったらかしだったり
学校の成績は気にするけど、それ以外のことには無関心だったり
親自身が、運転しながら携帯を使ったり
オンラインゲームやSNSに夢中だったりと
子ども以前に親に問題ありのケースも多いのだと思う。
一番知ってほしい人たちが、実はこういう問題には無関心なのだ。
だからそういう愚かさの巻き添えになって
犠牲になった人たちは本当に浮かばれないと思う。
しつこく繰り返すが家族の依存症や依存の問題で悩んでいる人は
一人でなんとかしようとは思わず、まずはどこかに相談を
悩みを打ち明けることができる誰かにつながってほしい。
このブログでも、経済的な負担がない相談機関については
ある程度リンクをしているつもりだ。
そしてたとえ最初はうまくいかなくてもあきらめないでほしい。
数は少ないが、相談することができる幾つかの選択肢はある。
私は薬物についてはよく知らないのだが
家族が薬物(シンナー、覚せい剤、危険ドラッグ、大麻)の問題を
抱えている場合、警察に捕まるのではないかということを
心配して相談ができないというケースもあることを知った。
だが本人や家族の自助グループは
基本的に匿名で、自分の本名を言う必要はないので
とにかく一人きり、あるいは家族だけで抱え込まないでほしい。
話がそれるが、父親が5歳の男の子を放置して家を出て
8年経って白骨で発見されたという
あまりにも無残な事件も報道された。
こうした事件の背景にあるのもやはり「恐るべき無知」と
「自分勝手な考え方」なのだと思う。
どうしても自分で子どもが育てられないという場合は
どこかしら相談できる機関というものはある。
それを知らないし、知ろうともしない。
相談をするのが面倒なのか、愚かなプライドなのか
「どうでもいい」という投げやりなのか
どんな理由かは知るよしもないが
最後に犠牲になるのは、いつの場合でも一番力が弱い者なのだ。
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