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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

癌は今…

2014-08-17 12:32:35 | 癌のこと
今日でお盆休みも終わりという方も多くて
TVではUターンラッシュのニュースが流れています。

お盆は、お墓参りに行った以外は、ほぼ引きこもりでした。
新居周辺の地理を覚えるために、毎日ほんの少しづつ行動範囲を広げて
自転車で違うスーパーに買い物に行ってみたり、銀行の場所を覚えたり。
道に迷わないために少しづつテリトリーを広げるやり方は猫的です。
自分でも、お風呂が嫌いなところといい、実は前世は猫だったと確信しています。

仕事がなくなった以外は、洗濯して掃除して買い物行って
ご飯を作ってと、毎日淡々と主婦をやっています。
癌のほうは、今どんな感じかというと
去年の秋口から、左胸に縦横7~8センチほど生傷の状態で
ぶにゅぶにゅになっていたところがふさがり始めました。
ただ普通のかさぶたではなくて、上にしこりがある
でこぼこのかさぶたでおおわれていく感じです。
もともと傷の回りは噴火口のようなしこりが取り巻いているので
全体がクレーターのような状態になっています。

実は、私のように、乳癌のステージ4(遠隔転移あり、手術不能)で
ホルモン剤だけの治療の場合は、これから大体どんな経過になるかという
データがありません。ステージが進行していても、手術が可能で
抗ガン剤、手術、術後に放射線といったいわゆる標準治療を受けた場合には
生存期間中央値というのがあって
治療を受けた患者さんの半分が生存している期間が目安になります。
進行している固形癌の乳癌の生存期間中央値はおおむね2年だそうです。

ところがホルモン剤だけとか、完全に無治療とかいう場合は
数百人とか1000人とか単位でのデータがないので
私の場合は、病気の動向がわかるのは、3ヶ月に一度、
お薬をもらいにいく時に受ける血液検査で
腫瘍マーカーの数値だとか、アリミデックスの場合は
副作用の中に肝機能への影響があるので、そのあたりのチェックなどです。
あとは、肺や骨の転移であればたぶん自覚症状が出るので
それは出た時に、痛み止めなんかで対応することになるのでしょう。

乳癌でステージが進んでいて、傷がある場合
出血や滲出液のこともありますが、私の場合は去年の12月に一度だけ
30分近く出血が止まらず、タオルがじゅくじゅくになったことがあるだけで
傷が大きいわりに、大量の出血というのはありませんでした。
ただ去年の秋口から先月くらいまでは
夕食後とか、お風呂に入って寝ると夜中に若干出血しましたが
それもこのところなくなりました。
実は私は「乳」というのもおこがましいくらいのほぼ胸癌という感じなので
ガン細胞の栄養になる部分がほとんどなかったんじゃあないかと。
こんなところに住み着いたガン細胞には
むしろちょっと気の毒な気がしないでもありません。
自分では、サプリくらいのつもりで飲んでいますが
ホルモン剤にもそれなりの効果があるのかもしれません。

乳癌と付き合い始めて一年以上になり、色んな方のブログも
読ませてもらっていますが、あらためて癌という病気は
ひとりひとり、病態が違って本当に多彩なのだなと思います。

まあこんな感じで、今のところ先のことはまったく予測ができません。
でも、それは、病院の先生とお話をしていても
先生にもこれからどんな感じになっていくのかよくわからないような
雰囲気がありますから、そういうものなのでしょう。

新居では、キッチンの足元50cmくらいのところにルナの祭壇があります。
晩年には、ほんとに常に私からそれくらいの距離のところにいて
私が部屋の中を移動すると、必ずテコテコとついてきました。
少し離れていると、視線はいつも私のほうを見ていました。
猫がそんな風になるというのは本当に驚きでした。

人によっては「猫を可愛がりすぎたから迎えに来た」とか
「猫の骨を身近に置いてるのがよくない」なんてことも言われますが
その手の迷信は一切受け付けません。

そのくせ病気になっても、こんなに毎日平穏に暮らしていられるというのは
今でもルナがちょっとがんばってくれているのかななんてことは思うので
人間は、本当に身勝手なものです。


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