「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

東京オリンピックの開会式を見た

2021-07-24 11:31:00 | 日本文学の革命
コロナや不祥事続きで異例の盛り下がりの中、昨日23日東京オリンピックの開会式が開催された

実は僕もあまり関心がなくて、開会式の日にちもよく分からず、どういうわけか22日開会と思い込んでその日のテレビ欄を調べたのだが、どこにも開会式の番組がない。さては開会式も取りやめになったのかと一時思い込んだほどだ。しかしここはやはり国民としての義務で開会式を見よう、しかも録画やダイジェストではなく生放送で見ようと、昨日の夜は8時の開会式に合わせてビールやつまみをたっぷり用意して待機していた

正直あまり期待しないで見ていたのだが、見てみたら実に面白かった。コロナ下でもがんばり続けてきたアスリートたちの描写、コロナで亡くなった人たちへの鎮魂舞踊と黙禱、鮮やかなプロジェクションマッピング、真矢みきの粋な棟梁姿と大工たちのタップダンスと、見ている内にどんどん引きつけられてゆく

オリンピック開会式によくあるような壮大でド派手な演出だけでなく、ユーモアや茶目っ気もたっぷりあるところがいい。劇団ひとりによる東京のライトアップも面白かったし、競技のマークを次々と模してゆくパフォーマンスも実に面白かった。圧巻だったのは空中に突如現れた「市松模様」の巨大な光で、それが「地球」になってゆくところには目を見張った。これが数千ものドローンを動かすことによって出来ているというのだから、その高度なテクノロジー技術に「さすが日本!]と感心してしまう

聖火点灯式に長嶋茂雄が現われたのも感動的だった。最終ランナーが大坂なおみだったのも素敵な演出だった

そしてやはり良かったのが、世界のアスリートたちの入場行進だった。世界の実に様々な人々が集まって来ていると実感したし、何より選手たちの目がキラキラ輝いているのが素敵だった。彼らの活躍を応援したいという気持ちがこみあげて来る

東京オリンピックのテーマ曲は桑田佳祐の『東京VICTORY』になるのではないかと期待していたのだが、実際に開催されてみると嵐かコーネリアスか誰かの曲がテーマ曲になっていて、こちらはがっかりしたが、しかし代わりに桑田佳祐の『smile 晴れ渡る空のように』(実にいい曲である!)が準テーマ曲のようになっていて、これは嬉しく思った

シラケたまま失敗に終わるかと思った東京オリンピック
しかし昨日の開会式を見て、結構イケるかも知れないと思い返した
あとはアスリートたちの活躍次第で、大きく盛り上がった大会、コロナをはね返した意義ある大会として、歴史に刻まれるかも知れない