欧州宇宙機関(ESA)とロシアの宇宙機関「ロスコスモス」は、3月14日、火星探査機「エクソマーズ」をカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。
今年10月に火星に近づく予定。
欧州宇宙機関(ESA)とロシアの宇宙機関「ロスコスモス」は、3月14日、火星探査機「エクソマーズ」をカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。
今年10月に火星に近づく予定。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ヴァン・アレン帯(地球の周りにドーナッツ状に分布している高エネルギー粒子)の謎を解くために、2016年度中に、イプシロンロケットに搭載したジオスペース探査衛星(ERG衛星)を、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる準備をしている。
これまでヴァン・アレン帯は、人工衛星に搭載される電子機器に障害を起こす原因となったり、科学観測そのものの妨げとなったりすることから、ヴァン・アレン帯の中心部を精密に観測することは困難なことであった。
ジオスペース探査衛星(ERG衛星)は、この謎に挑むために、人工衛星にとってはとても過酷なヴァン・アレン帯中心部に長時間滞在し、9つの世界最先端レベルの観測機器によってヴァン・アレン帯の探査をすることにしている。
ヴァン・アレン帯は、高度約2万kmを中心に幅広い高度に分布しているために、ERG衛星は、遠地点高度約3万km、近地点高度約300kmの長楕円軌道をとり、約9時間周期で地球を周回しながらヴァン・アレン帯の観測を行う。
JAXAでは、ヴァン・アレン帯の探検に向けて準備を進めているERG衛星に応援のメッセージを募集している。
寄せられたメッセージは、アルミプレートに印刷し、バランスウェイトの一部として衛星に搭載する予
定。
【メッセージ応募要項】
応募締切:2016年4月25日(月)正午(日本標準時)まで。
応募条件:年齢、国籍など一切不問。
メッセージは、名前を含め日本語50文字、英数字100文字(スペース含む)以内。
応募方法:メッセージ応募フォームからの応募。
【第28回東京大学理学部 公開講演会】
<梶田隆章教授ノーベル賞受賞記念 連続講演会>
テーマ:カミオカから宇宙をみる
岐阜県・神岡。小柴昌俊東京大学特別栄誉教授に続き、梶田隆章東京大学特別栄誉教授のノーベル賞受賞を生み出したその地は、世界でもまれにみる物理学の最先端研究の現場。素粒子・ニュートリノや重力波の研究が、宇宙の姿を明らかにしつつある。次なる大きな成果は、目前に迫っているかもしれない。
①神岡での実験が捉えたニュートリノ:宇宙線研究所 教授 中畑 雅行
②ニュートリノ研究の発展と展望:物理学専攻 准教授 横山 将志
③重力波でさぐる宇宙:物理学専攻 准教授 安東 正樹
会場:東京大学 安田講堂
開催日:2016年4月24日 午後2時~5時
主催:東京大学大学院理学系研究科・理学部東京大学宇宙線研究所
定員:700名
参加費:無料
申込方法:http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/news/13555/ (当日席有 200席<2階席>)
*定員に達し次第締切り。
JAXAは国際宇宙ステーションに142日間滞在した報告会「油井宇宙飛行士ミッション報告会~チームジャパンで挑んだ142日間の軌跡~」を現在、全国6か所で予定している。
3月16日(水)東京都 19:00~21:00
場所:TOKYO DOME CITY HALL(東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティMEETSPORT内)
定員:2500名(参加費無料、事前申込み制、先着順<定員に達し次第締切>)
対象:高校生以上(高校生以上に向けた内容だが、小学生以上であれば参加申し込みは可能)
3月12日(土) 岐阜県各務原市
3月13日(日) 岩手県矢巾町 岩手医科大学
3月19日(土) 長野県川上村 長野県川上村
長野県塩尻市 長野放送(NBS)
3月20日(日) 石川県羽咋市 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋