JAXAは、X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)について、引き続き国内外の地上局を用いて継続的に通信を試みている。
米国JSpOC(国防総省戦略軍統合宇宙運用センター;Joint SpaceOperations Center)から3月26日10時42分頃に衛星が5つの物体に分かれたものと推定しているとの情報が公表されている。
これについて、JAXAとして事実関係を確認するため、日本宇宙フォーラム所有の上齋原スペースガードセンター(KSGC)のレーダおよび美星スペースガードセンター(BSGC)の望遠鏡による観測を行っている。
これまでのところ、BSGCにおいて当初の「ひとみ」の軌道近傍に2つの物体を確認し、KSGCでもそのうちの1つの物体を確認している。