インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、IHIエアロスペース相生試験場(兵庫県相生市)にて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」用ターボポンプの冷走試験に成功した。
ターボポンプは、燃焼器に燃料と酸化剤を送る”心臓部”に当たり、ロケットエンジンの中でも最も開発が難しい要素の一つと言われている。
同試験ではターボポンプが目標の回転数で良好に動作していることを確認し、ZERO初号機打上げに向けて大きな開発マイルストーンを達成した。
ZEROエンジン用ターボポンプは、燃料ポンプと酸化剤ポンプを一体化させた「一軸式」を採用。
燃料と酸化剤それぞれでポンプを分ける場合と比べて技術的な難度が高い一方、エンジンシステム全体の小型・軽量化や部品点数の削減による低コスト化につながる。
ターボポンプの材質には耐熱性に優れたニッケル合金(一部にチタン合金およびアルミ合金)を使用。今回は60kN級エンジン用のサブスケールモデル(長さ42cm、直径19cm)での試験となり、1分間に4万回転と目標としていた回転数を達成した。
同試験は4月まで継続し、引き続き作動条件を変えた時の性能などを取得していく。
ターボポンプは、燃焼器に燃料と酸化剤を送る”心臓部”に当たり、ロケットエンジンの中でも最も開発が難しい要素の一つと言われている。
同試験ではターボポンプが目標の回転数で良好に動作していることを確認し、ZERO初号機打上げに向けて大きな開発マイルストーンを達成した。
ZEROエンジン用ターボポンプは、燃料ポンプと酸化剤ポンプを一体化させた「一軸式」を採用。
燃料と酸化剤それぞれでポンプを分ける場合と比べて技術的な難度が高い一方、エンジンシステム全体の小型・軽量化や部品点数の削減による低コスト化につながる。
ターボポンプの材質には耐熱性に優れたニッケル合金(一部にチタン合金およびアルミ合金)を使用。今回は60kN級エンジン用のサブスケールモデル(長さ42cm、直径19cm)での試験となり、1分間に4万回転と目標としていた回転数を達成した。
同試験は4月まで継続し、引き続き作動条件を変えた時の性能などを取得していく。
同社では、ロケット「ZERO」の2024年度中の打ち上げを目指している。
【ロケットZEROの仕様】
【ロケットZEROの仕様】
全長: 32 m
直径: 2.3 m
全備重量: 71 t
エンジン基数:一段目 9基、二段目 1基
推進剤: 燃料 液化メタン(液化バイオメタン)、酸化剤 液体酸素
打上げ能力: LEO 800 kg / SSO 250 kg(将来最大能力)
直径: 2.3 m
全備重量: 71 t
エンジン基数:一段目 9基、二段目 1基
推進剤: 燃料 液化メタン(液化バイオメタン)、酸化剤 液体酸素
打上げ能力: LEO 800 kg / SSO 250 kg(将来最大能力)