インターステラテクノロジズ(IST、北海道広尾郡大樹町)は、室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センター との共同研究を促進するため、同大学内地方創生研究開発センター内に研究開発拠点として「インターステラテクノロジズ室蘭技術研究所」を開設した。
ISTと室蘭工業大学は、ISTが開発している超小型衛星打上げロケット「ZERO」のロケットエンジンに搭載される低コストターボポンプについての共同研究を2019年度から実施してきた。
これまではISTの社員が航空宇宙機システム研究センター内の研究室の一部を借りて研究開発を進めていたが、より研究開発を加速するため、研究開発拠点を大学内に開設することとなった。
これまではISTの社員1名と内海センター長および研究室の学生という体制で研究開発を進めてきたが、2020年冬より常駐するIST社員が3名と増えたことから、大学の支援制度「アライアンスラボ制度」を活用し、拠点を開設したもの。
「アライアンスラボ制度」は2020年6月から運用を開始し、同制度により研究開発拠点を開設した企業は、ISTが3社目。
これにより、ISTのロケット開発体制は大樹本社、東京支社(千葉県浦安)と室蘭技術研究所の3拠点での開発となる。