●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●米シエラ・スペースと三菱 UFJ 銀行、兼松、東京海上日動、戦略的パートナーシップ契約締結

2023-09-27 17:24:47 | 宇宙ステーション

 米国の宇宙開発企業シエラ・スペースと三菱 UFJ 銀行、兼松、東京海上日動火災保険は、今回、4社間でアジア太平洋地域における戦略的パートナーシップ契約を締結し、三菱 UFJ 銀行、兼松、東京海上日動は シエラ・スペースへ出資した。

 同パートナーシップを通じて、地球低軌道の事業化と新たな産業創出ならびに社会課題の解決に貢献する。

 シエラ・スペースは、まもなく次世代宇宙往還機Dream Chaserによる国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションを開始する他、2026年には商用宇宙ステーション“Pathfinder”の打ち上げを予定している。

 また、シエラ・スペースは、大分空港をDream Chaserのアジア拠点・宇宙港として活用する検討を進めているが、実現に際しては、日本全体で約3,500億円、大分県内で約350億円の経済波及効果が見込まれる。

 また、商用宇宙ステーション“Pathfinder”においては、宇宙空間の微小重力環境を利用した生命科学や物質・物理化学などの分野における学術的科学実験、創薬開発などの応用利用研究の他、エンターテインメント分野での利用も期待されている。

 4社は、2022年10月に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「持続可能な地球低軌道における宇宙環境利用の実現に向けたシナリオ検討調査」に参画し、ISS退役後の地球低軌道活動や、ISSの延長を含む2025年以降の地球低軌道活動の在り方について協議し、課題や事業モデルを提言した。

 同パートナーシップのもと、シエラ・スペースが推進する地球低軌道の事業化に、三菱UFJ銀行、兼松、東京海上日動が参画することで、本邦の宇宙産業サプライチェーンのさらなる拡大や、新たな産業創出にむけて取り組むほか、大分県を中心とした地域経済へも貢献する。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする