月面探査レースに参加するチーム「ハクト(HAKUTO)」を運営する宇宙ベンチャー企業のIspace(アイスペース、東京都港区)は、このほどルクセンブルク政府と月の資源開発で連携した。日本の宇宙ベンチャー企業が外国政府と宇宙資源開発の分野で連携するのは初めて。
ルクセンブルクは、質量分析計をアイスペースに提供。アイスペースが開発中の無人宇宙探査車で月面を移動しながら土壌の質量分析を行い、氷の状態で存在が確認されている水などの資源の分布状況を調べる。
また、アイスペースは現地法人「アイスペース・ヨーロッパ」を近く設立し、宇宙資源探査ビジネスの拠点とする。