インドは、月探査に熱心に取り組んでいる。既に2008年に月探査機「チャンドラヤーン1号」(チャンドラヤーンとは「月の乗り物」という意味)の打ち上げに成功し、計画では、2013年中にも、ロシアとの協力の下「チャンドラヤーン2号」を打ち上げるという。
「チャンドラヤーン1号」は、2008年10月22日に打ち上げられた。これは可視、近赤外線、低エネルギーX線、高エネルギーX線について月面の調査を行ったもの。機器のうち一つは探査機本体から切り離し、月面に投下されたプローブ(重量29㎏)であった。
インド国産ロケットを使用し、インド国内の宇宙センターから打ち上げられ、高度100㎞の月周回極軌道に入ることに成功した。その後、2009年8月29日に通信が途絶え、計画を終了した。
現在、準備中の「チャンドラヤーン2号」は、ロシアとの協力の下、2013年中にも打ち上げを計画しているという。これは、インドで製造された月オービター(月と地球とを往復する宇宙船本体)とロシアで製造されたランダー(月の表面に着陸し、静止することができる宇宙機)、ローバー(月の表面で活動する探査車)を打ち上げることになっている。
ローバーで月表面を移動し、土や岩のサンプルを採取してその場で科学的な分析を行い、オービターから地球に送信されることになっている。
米航空宇宙局と欧州宇宙機関も、オービターに積む計測機器を提供するという。
もし、インドが「チャンドラヤーン2号」の打ち上げを成功させるとなると、月探査において、世界を一歩リードすることになるわけであり、今後の動向から目を離せない。
「チャンドラヤーン1号」は、2008年10月22日に打ち上げられた。これは可視、近赤外線、低エネルギーX線、高エネルギーX線について月面の調査を行ったもの。機器のうち一つは探査機本体から切り離し、月面に投下されたプローブ(重量29㎏)であった。
インド国産ロケットを使用し、インド国内の宇宙センターから打ち上げられ、高度100㎞の月周回極軌道に入ることに成功した。その後、2009年8月29日に通信が途絶え、計画を終了した。
現在、準備中の「チャンドラヤーン2号」は、ロシアとの協力の下、2013年中にも打ち上げを計画しているという。これは、インドで製造された月オービター(月と地球とを往復する宇宙船本体)とロシアで製造されたランダー(月の表面に着陸し、静止することができる宇宙機)、ローバー(月の表面で活動する探査車)を打ち上げることになっている。
ローバーで月表面を移動し、土や岩のサンプルを採取してその場で科学的な分析を行い、オービターから地球に送信されることになっている。
米航空宇宙局と欧州宇宙機関も、オービターに積む計測機器を提供するという。
もし、インドが「チャンドラヤーン2号」の打ち上げを成功させるとなると、月探査において、世界を一歩リードすることになるわけであり、今後の動向から目を離せない。