赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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満兄さん、まさかの「無罪」   カラマーゾフの兄弟 その5

2013-03-25 06:51:26 | 遊び
もなみには、お兄さんいないから。「カラマーゾフの兄弟」のお話。

ドストエフスキィの「カラマーゾフの兄弟」とは似ても似つかないドラマでしたが、

原作をいろいろなティストで散りばめ、読んだ人にはわかるような細かな演出が、ちょっとおもしろかった。

で、いよいよ最終回!

満兄さん、「無罪」になってる!

もう、有名なお話なのでネタばれしちゃいますが、満兄さんは、最後に有罪の判決が出てシベリアに行かされてしまうのです。

とはいうものの、真犯人は末松で自殺してしまうのは原作のまま。
末松が勲に話す父を殺した理由は、むしろ日本人に分かりやすいものになっていた。

勲さまは、発狂してしまわなくて良かったね。
この人は原作でも一番苦しんだんだろうなぁと思う。旧ロシアの君主的な父とやはりロシア的土着の色をたっぷり含んでいるドミートリーに対して、近代ヨーロッパの合理主義に洗脳されているにもかかわらず、やはりロシア的宗教性を切り捨てきれない葛藤?神は在りや無しや。イワンつらかったよね。キリストさんパンくれないしね。自らの亡霊との葛藤、苦しんだよね。おまけに、あのスメルジャコフがあんなこと言うし、精神的に追い詰められていくのもわかるわ。

涼君。涼君ね~、原作で一番大切な宗教性を背負っていた涼君だけど、ドラマではそのあたり優しい弟になっちゃっていたね~。


2013年、上四半期のもなみの「カラマーゾフブーム」楽しかった。
コメント
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