赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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「サムソンとデリラ」

2007-02-12 16:58:06 | 映画
「サムソンとデリラ」の映画をDVDで借りてきてみた。

どうも旧約聖書のお話らしい。
ニコラス・ローグが監督、
デリラ=エリザベス・ハーレー
タリス将軍=デニス・ホッパー
サムソン=エリック・タール

ペリシテ人から迫害されていたイスラエル人に神から授かった子サムソンが生まれる。
サムソンは怪力の大男、しかし、髪を切るとその力がなくなってしまう。
サムソンを恐れたペリシテ人の将軍タリスが 美女デリラを使ってサムソンの弱点を探らせ、髪を切って力を奪い、目を潰して奴隷にしてしまう。
その後、サムソンは本当に信仰に目覚め、最後にはペリシテの宮殿の柱を壊してペリシテ人を壊滅させ自らも死んでしまう。

という話なんだけど・・・
それぞれの登場人物が何のためにこういう行動をとるのか・・・
さっぱり訳がわかんない。

で、NETで調べてみたら。
もともとは旧約聖書をサン・サーンスという人がオペラに仕立てたものらしい。
「ようこそ すずめの部屋へ」のというオペラ紹介のサイト
「サムソンとデリラ」に 詳しいあらすじがでていた。
  ↑
 CLICK                                    
なーるほど、一神教のユダヤ教と多神教のダゴン信教の背景が在りーの。
孤独な男と孤独な女のわけのわからんラブストーリーが在りーの。
っていうお話だったようです。

デニス・ホッパーがよかった。
何で良かったかというと。
サムソンが奴隷になった後、だんだん内面的に自省して行って、神と自分の真理みたいなのをつかんでいくんだけど、それを見てデニス・ホッパーのタリス将軍がサムソンに傾倒していくっていうか・・・。
いや、そこまでは描かれていないんだけど、ただチャラチャラしたペリシテ人に嫌気がさしているような顔で、サムソンの中に何かを見ようとしている。
そういう自己矛盾みたいな表情がいい。
もっと、ここら辺り深めてどういう気持ちなのかを教えて欲しかったな。

背景や人物の複雑さに比べて 時間が短すぎる。
1949年版のリメークらしいから、そっちも見てみたい。

こういう西洋の歴史スペクタクルみたいなのも大好きなんだけど、
青銅器と鉄器とか、あんまりにも何にも知らなくて、
例えばこの時代の世界史とか、旧約聖書とか宗教観とか・・・
もっと勉強してからじゃないと ダメだな。

でも、おもしろかったよん


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