マグヌス・ボーゲという人はまるでしらなかったけれど、なんとラース・ヤンソンがピアノで参加、自作曲7曲も提供しているから、(ほか全員のインプロ曲以外ボーケが6曲)この「SATORI」というアルバム、二人のプロジェクトみたいなものだろうと思います。
ラースがフルートと組むのは珍しいけれど、このフルート、クラシックの方の人らしい。難しい楽器として有名なフルートはリード奏者が合わせて吹くような場合が多くて、結構我流、癖のある吹き方がおおいけれど、このボーケという人とても良い発音で驚いてしまいます。
クラシックとジャズとの垣根なんてないというこのクラシックの人、クラシックの技量でジャズをやっているという感じ、ラースのジャズ度がうまくマッチしています。
奇麗なフルートだけれど、ちゃんとジャズしていて、3曲目“JOHN”はたぶんコルトレーンのことだろうと思う美しい曲です。この人曲も良くて12曲目もブルースのはいった美曲、“AUTUMN AGAIN”という曲名でしんみりしてしまいます。
5曲目のタイトル曲“SATORI”はここから曲調変わって、一寸変わった音階をつかって、ラースもこの人もヨガやスピリチャルな感覚を共有しているみたい。
次の3曲はラースの連作で、ちゃんと譜面に落とした現代音楽、クラシックをすごく意識した曲。
次はそれを発展させるような、4人のインプロで出来たのではと思う曲。
10曲目からまた美しい調子にもどって、ラースの曲でベースのFREDRIK JONSSONは、こちらもダニエルソン風良いソロです。
13曲目にラースの“HOPE”があるじゃないと思って待っていると、何とこれがフルートのソロ。
クラシックの小品ですと言われてもうなずいてします美しい流れ、二人でこの流れにしたのだろうとこれはこれで納得です。
新しい“希望”に今日出会えたのもこれもまたプレゼントみたいに感じます。
今日はちょっと特別な日で(私だけだけれど)で、私事の運用のあって午後はお休み、その後時間があるので代官山のショップでDVDとCDを見つけてきた次第です。
そちらはオクサンに迎合するものも多いのですが、今はそれを聞きながらととてもいい気持ち。
というか、今夜の食事は特別だから大好きなイタリアンにでも行きますかといわれたものの、家でゆっくりするのがいいかなと家食をお願いしました。
午後から休みなので早く帰って夕食、とても良かったのでこれは記録のためです。
まずは毛ガニを頂きましたがこれはまあ写真にとることもありません。
後はあまり量を頂きませんがまずはゴルゴンゾラのペンネ、いただいたゴルゴンゾラがちょっと香り強かったので生クリームなどで調整してたペンネで、これだけでワイン一本いけます。
それでいただいているのが、ナパのワイン。何年か前にあちらで買ってきたもの、今日はなんか特別なのでいただいています。
もう一つの料理がビーフ・シチューというか煮込み、これ素晴らしい味にしあがりました。
ということで、新しい希望の後に、いくつかの出会いを見つけて、おいしい料理(愛情だそうです)を頂きました。
「HOPE」,いつでも次に来るのでないでしょうか。
SATORI / Magnus Bage & Lars Jansson
MAGNUS BAGE (fl)
LARS JANSSON (p)
FREDRIK JONSSON (b)
CHRISTER SJOSTROM (ds)
2015年作品
1.DAD UP IN A TREE
2.ARGENTINA
3.JOHN
4.MAPREM
5.SATORI
6.DIALOG 1
7.DIALOG 2
8.DIALOG 3
9.THE TYPEWRITER
10.IT WORKED
11.THE BLUE TALE
12.AUTUMN AGAIN
13.HOPE
14.TENDER
私も検討したらそれになりそうで、たぶん2ndです。
通しでみるか2ndだけにするかは迷い中でございます。
ありがとうございます。
今年は、コットンですか、ブルーノートですか。
ステキな食卓がこれからも続きますようお祈りいたしております。