LARRY WILLISというピアニストを知って、ラスト・レコーディングは聞いたけれど、ロック・グループのBSTのメンバーだったという、面も楽しそうなのでそのころのアルバムも聞くことにした。デヴュー2作目の自分のアルバムで、1974年の作品、BSTには1971年から7年なので、その丁度ど真ん中の自作ということになる。
1曲目の出だしから1970年代の、大好きなサウンドではじまるから、実はこっちの方がうれしいかも。
ドラムスのAl Foster やEddie Gomezが参加しているのも結構凄い。ギターのRoland Princeはエルヴィン・ジョーンズの”ジャズ・マシーン”のギタリストになっている。
2曲目、フリーダム・ジャズ・ダンスみたいななノリを作る演奏は、そっちの方向の頭でっかちにはならずに、ジャズ・クルセダースの方向で楽しい。
1970年代のある時期の演奏は、そのサウンドがもう、その時代を感じさせるので、私にとってはある意味癒やしにになる。
3曲目、タイトル曲、当時だったら気張っていたのだろうけれど、今聞くと何ともも、ホットする懐かしさを感じる。ということは今の人には理解が遠くなるのかもしれないけれど、こちらにとってはなかなかなのであります。はい。
4曲目はタイトル道理の曲だけれど、これはちょっとノーテンキすぎるところあり。
最後の曲、エレピの響きがなんだか若返らしてくれる。
ということでLarry Willisの二つの面を把握しました。
INNER CRISIS / LARRY WILLIS
Larry Willis (p,elp)
Roland Prince (g)
Al Foster (ds)
Harold Vick (ts)
Dave Bargeron (tb) as well as bassists
Eddie Gomez (b)
Roderick Gaskin (elb)
1974年録音
1 Out On The Coast
2 153rd Street Theme
3 Inner Crisis
4 Bahamian Street Dance
5 For A Friend
6 Journey's End
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