ショップでみていて、欲しくなったアルバム。昨年亡くなったサックスの土岐英史さんの追悼アルバムだろうから買いました。
土岐英史さんが大好きだった。昨年アルバム「Little Boy's Eyes」がリリースされたのをおぼえているけれど、そのよく月71歳で亡くなられた。アンリャ結構近い年なんだ。1985年ギターの山岸潤史と結成したバンド、「チキンシャック」が当時TVによく出て(ジャズを聴かせる番組があった。)それで好きになった。つややかな音色とフレージングが大好きだった。世界に誇るフュージョンバンドだったと思う。
あまり生を聞きにはいかなかった頃に、銀座だったかに聞きに行ったことがある。「チキンシャック」ではなかった。そのとき少し話したけれど、とても優しい感じのステキな人だった。
アルバムは買っていなかったけど、近年になってレンタル屋さんに「チキンシャック」のベスト盤があって、愛聴になっている。
今度出たアルバムは関西のギター竹田一彦とアルバムを作る前夜にした一夜限りのライヴの模様とのこと。竹田一彦氏は知らなかったけれど、これがまたブルース・フィーリングがあって、土岐さんのフレーズと気持ちよく絡まる。特に1曲目土岐さんお曲”C Minor ”のブルースがいい。オルガンの宮川純のハモンド、奥平真吾のドラムスでまさにブルースを演る組み合わせのようだ。
ギターの武田氏が語る「今日のメンバーでやるのは初めてだけど、気分良くやっている。気持ちいいよ。ギターで何を表現したいか?そんなもの、ないよ(笑)何も考えてないんだ。だって、ただ楽しく出来たら、それで十分じゃないか」。
土岐さん、とても楽しいアルバムを残してくれてありがとうございます。
LIVE AT "RAG" HIDEFUMI TOKI FEAT. KAZUHIKO TAKEDA
土岐英史 Hidefumi Toki alto sax
竹田一彦 Kazuhiko Takeda guitar
宮川 純 Jun Miyakawa organ
奥平真吾 Shingo Okudaira drums
2020年3月5日京都RAGにてライヴ録音
1. C Minor (H.Toki)
2. Everything Happens to Me (M.Dennis)
3. On the Trail (F.Grofe)
4. The Guitar Man (H.TOKI)
2020年3月5日京都RAGにてライヴ録音