Ketil BjornstadがErik Kongshaugのレインボースタジオでセッションしたアルバムが出ている。2004年の録音で「RAINBOW SESSIONS」という3枚組だった。
レインボー・スタジオの改築に伴い、改築前、改築後、そして新しいスタンウェーの3枚組、すべてビヨルンスタのピアノ・ソロは普通の人には重たいかもしれないけれど、当時エイやで買いました。
そうしたらNEW EDITIONというのが出ているのをしった。最初の3枚に今度の1枚を加えた4枚組、今回も前回に引き続いてエイやと買ってしまった。ロンドンからの取り寄せで値段は前回と一緒ぐらいだった。
今度はケースがこんなになって、中もこの4枚。
追加になったアルバムは2013年から2017年までの3つセッションが収録されている。
今回古いアルバムの方も並べて聞いてみた。今度のエディションの方が音圧が上がったような気がするけれど、それは一瞬で違いは判らない。
新しいアルバムの変わったところをあえて言うならば29曲という収録曲。最初の三枚が全部で51曲だったから今回は短い曲が多くなった。エッセイからポエム的になったといえないではない。それといくつかのアブストラクトな曲が入っておりそれもアクセントになった。
それにしてもビヨルンスタのピアノ・ソロもライフ・ワークみたいになりました。そしてもう一つ、もう一つの主役がレインボーもしくはKongshaugだというのは間違いないだろう。
その意味この4枚目も大きな変化はないし、悪いわけではない。だけど実は古い方のセッションも併せて聞いたら、ありゃこんなに良かったっけというのが感想で、それはたぶんこちらが年取って、ほっとして聴けるようになったというのが理由だろう。
The Third Instrument THE LAST SESSION / Ketil Bjornstad