JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

早朝の散策 CHARTREUSE / BOB DEGEN

2007-08-23 21:25:49 | 聞いてますCDいいと思う
Bob Degenが昔に日本に滞在していたチャーリー・マリアーノや渡辺貞夫と演奏していた記憶が残念ながらありません。Degenのアルバムは“CATABILITY”というのを持っていてJAZZらしい重みがあって結構良いと思っています。
そうしていたら、気に入っているHarvie Swartzとのデュオアルバムがあるので拾いました。新しいアルバムかと思っていたら、1977年の録音でした。
しかし聴いてみると、古臭さはまるでなく、1曲目“RAPIDS”は早朝に散策をしているクリーンな頭が何を考えているのか気になるような、シーンとした演奏です。アルバムジャケトにあるような、早朝と思われる道を歩いてみれば、のしかかっている問題も選べばたいしたことがなく、心が決まるというような、ひとつ清清しい見切りをつけるような演奏です。
2曲目は少し内省的になりますが、3曲目のパーカーと組み合わせると良い収まりになっています。
5曲目はベースの安らかなラインとピアノの 牧歌的な雰囲気が絡む好きな曲で、これなどを聴くと、1977年年録音などとはとても感じません。早朝歩き始めた道で、心が決まってきた勇気が現れるように感じる良い曲です。
7曲目はHarvie Swartzの曲で、このベーシスト、色々な局面をこなすのでスタイルがはっきりしませんが、わたしは少しメロディアスなフォーク調のユッタリしたベースラインが好きです。その感じが出ている曲で、しかし時代的に美しいだけではいけないような真摯さが曲に出てきます。
8曲目はベースのフリーな演奏とピアノのコラボ、なんか日本人の私は納得して帰り道を帰ろうと思っていましたが、こちらドイツ人、しっかり闘争心まで持った帰り道でした。

CHARTREUSE / BOB DEGEN

Bob Degen piano
Harvie Swartz bass

1 RAPIDS
2 IN MEMORY OF G.K
3 CONFIRMATION
4 WOVEN THOUGHTS
5 SEQUOIA SONG
6 ODE TO COLOGNE
7 CHARTREUSE
8 CEREMONIOUS REVIVAL
コメント
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