ももすけの日記

品良きは背筋伸びたる夏帽子
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

時代

2004年11月22日 12時53分00秒 | 日記
ぼくのおかあさんが赤ちゃんだったころ、いつまでも乳離れしないので(なにしろ末っ子だった)お母さんのおっぱいに唐辛子を塗られたとかいう話、嘘か本当か真偽のほどは不確かだけれど。

ぼくのおかあさんが赤ちゃんを育てているころ、育児書や保健所の赤ちゃん教室では
「赤ちゃんが泣いても理由もなくお乳をあたえてはいけません。授乳は決めた時間に」
「いつも抱くのは”抱き癖”がついて母親が家事をするのに影響をおよぼすからよくありません」 だった*(クール)*

そして最近は、赤ちゃんはうんとたくさん抱っこして、お乳も飲みたいというときにいくらでもあたえましょう~だそうな。

スキンシップで愛情いっぱい伝えられるそうだ。
それじゃなにかい*(はてな)*ぼくのおかあさんの愛情は伝わっていなかったの、今ごろになって。。。

同じ時代に子育てしてたおかあさんのおともだちは、その両親が進んでいたようで「子供はすぐに大きくなっていくのだから、小さい間はいくらでも抱いていていいんだよ」と言われてそうしていたそうだ、って最近になってきいた。

そんな話をしていると、おねいちゃんが言った。
「せやから、いまどきの子供は我慢することできないねん。自分の思うとおりにならへんかったらキレルし」

なるほど、とおねいちゃんの言うことにカンシンするおかあさんですが、おねいちゃんはどうなん*(はてな)*

自慢

2004年11月20日 13時49分00秒 | 日記
昨夜のNHKの番組「人間ドキュメント」に話題の東北高校のダルビッシュ投手*(野球)*

東北高校は野球以外にもソフトテニスや卓球などで有名だけど、そうそう、宮里藍ちゃんのゴルフ部も。
その学校じゃなくって、彼、ダルビッシュはぼくんちの家の近くの子なんだよ*(びっくり2)*

きのうのテレビではお父さんもお母さんも出ていたけど、しばらくお会いしていないうちにちょっと変わられたイメージ。

そりゃ、年月とともに、それにまわりの環境もずいぶん変化しているのでしょう。
マスコミにも騒がれていることだし*(キョロ)*

ファルサ(ダルビッシュ・有のお父さん)の表情がえらく厳しくなっているのにはびっくりしました。
とても柔和なおだやかな方だったんだけど。

えっへん、ぼくのおかあさんは数年前まで彼に英会話を習っていたんだ、って自慢にもなんにもならない~*(はてな)*

わびすけ

2004年11月18日 23時53分00秒 | 日記
ももすけんちにはわびすけがあります*(庭)*

公園の立て札に”侘助”と書いてあったけど、今ごろ椿が咲くのかしらと、可愛いお花のお便りをいただきました~*(ハート)*

椿と山茶花はどう違うのか、ぼくにもよくわかりません。
秋から長い間咲くのが山茶花で花びらが1枚ずつ散って、椿は春になってから咲いてポトリと落花する、というくらいしか。

で、調べてみたら「山茶花は椿科・椿属」
ふ~ん、椿がどうも親にあたるみたいだね。

ぼくんちの山茶花は蕾がいっぱいついていて、いつ咲こうか準備しているところだよ。

わびすけはいつ咲くんだろう。。。
近江の観音寺の山の下で手に入れたわびすけだよ*(ウインク)*

紅葉が今ごろはきれいだろうね*(紅葉)**(紅葉)**(紅葉)*


お散歩

2004年11月17日 00時23分00秒 | 日記
きのうは空が灰色で風がびゅ~びゅ~吹いていましたが、きょうはとてもいいお天気になりました*(晴れ)*

久し振りに「府立農林センター」までおかあさんとふたりでお散歩してきました。

先週、郡山へ行ったときもデジカメを忘れていたし、きのうも浜寺公園へふいと行ったときも、しまったカメラを持ってくればよかったと思ったおかあさんですが、きょうはバッチシ*(OK)*

去年もそういえば来て同じような写真を撮りました。
いいなぁ、と思う所はやはり同じです*(クール)*

坂の上に立って銀杏並木を見下ろす場所。向こうに二上山が見えます*(山)*

それから森の中の木のベンチのある花壇*(庭)*
車椅子の高さからでもよくお花が見えるようにプランターの位置を高くしてあります*(チューリップ)*

そのベンチにミニチュアダックスを抱っこして座っているおじさんがいました。
おかあさんが夢中で写真を撮っている間にぼくはそのMダックスのところに遊びに行ったので、そのおじさんも彼をしぶしぶ地面に降ろしてくれました。

おかあさんがぼくの紐を取りに来て挨拶すると、そのおじさんは”いやぁ、子どもより犬はいいですねぇ”としみじみ言いました*(ラブリー)*

自転車をそばに置いて本を読んでいるおじさんのベンチにぼくは行ってみました。
そのおじさんはお弁当を食べていたのです。
ベンチに並んで座ったんだけど、ぼくには全然興味もないらしく、もちろん食べ物もくれませんでした*(よだれ)*

桜はきれいな紅葉にならずに半分くらい、もう散っています*(紅葉)*
銀杏は晴れた空にきれいだったよ*(音符)*

”癒す”というのは本当に治る事なのかしら。
きれいなものやかわいいものを見たら、つい心がにっこりするよね。
そうして時間が経つ間に、こころやからだが立ち直っていくのかしらん*(クローバー)*

2004年11月15日 01時10分00秒 | 日記
また、ぼくのおかあさんはお風呂から出てこないなぁと思っていたらテレビを見ていたのでした。

31才で癌で亡くなった医師の手記を宇野重吉が朗読していました。
ん*(はてな)*彼も亡くなったのでは、と思って最後まで見ていると、ずいぶん前のもののようでした。

端くれでも朗読の勉強をしている耳には、やはり宇野重吉はすばらしい響きを持って聞こえてきました。

先月の勉強会で先生は”あとは、聞く人の心にいかに伝えるかですね”と言いました。
うぬぼれやのおかあさんは、他の人たちにはアクセントや細かいことを注意しているのに、それはまぁ、まぁ、ということなんだわ、って内心ほくそえんでいたのです。

でも、それは大違い。朗読は相手に伝えるのが目的なんだから一番大事なことなんだって、宇野重吉を聞いていて今ごろわかったのでした。

いやいや、明日は早いからもう寝ようと思っていたのに、また日記を書きに来たのはその内容に感動したからなんだ。

その本が100万部のベストセラーになっているそうだし、新聞の広告では見たことあったのだけど”死”が、それも余命を自分で知る事の出来る医師のそれが、おそらくは筆舌に尽くしがたいそれが、清らかに伝わってきたのです。

今、ふいと瀬戸内寂聴さんの「釈迦」を読み出したんだけど、色褪せてみえてきそう。。。

2才だった長女さんも”未だ見ぬ子”だったお子さんも医療関係の仕事につかれているそうだ。

お父さんから素晴らしいものを遺してもらわれたと人は思うかもしれない。
でも、平凡でも生きているお父さんがよかっただろうね*(涙)*