ある40代女性の生活

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タコのおどり食い: 道尾秀介さん 5cm足が自分で移動 吸う

2010年08月23日 09時01分39秒 | 新聞
朝日新聞の週末beに、「作家の口福 道尾秀介 おどり食い 気がつけばこっちが・・・」という記事がありました。

作家の方が月交代で、食べ物での興味深い経験を書かれるコーナーです。

8月は、『向日葵の咲かない夏』で有名な推理作家の道尾秀介さんが担当です。

道尾さんは、韓国料理店で、タコのおどり食いを食べられたのだそうです。

女性店員さんに訊ねると、生きているタコを素早くおろして、刺身にして出してくれるらしい。
いいじゃんいいじゃんということで、道尾さんたちはそれを一皿注文しました。

店員さんは「ウゴイテルケド、ダイジョウブ?」とためらうような顔で訊いてきます。

「ダイジョウブダイジョウブ」と笑い、「動いていなきゃおどり食いじゃないよねえ」なんて言いながら皿が出てくるのを待っていました。

ほどなくして店員さんが運んできたその皿を見て、3人同時にすっと真顔になりました。

「そいつらは、おどっているのではなく、這(は)っていた。

そいつらというのは、5センチほどに切断されたタコの足だ。
真っ白な皿の上で、灰色の皮膚にぽつぽつと細かい吸盤をまとわりつかせたやつらが、てんでの方向に這い回っている。

うねうねと無数にいる。
とてもタコの足には見えない。

別の生き物―たとえばそれば蛹(さなぎ)になり、やがて羽化したとしても不思議ではないような生き物に見えた。
いや、そうとしか見えなかった。」

「箸の先が肌に触れると、そいつらはニュニュッと動いて箸から逃れ、慌てて追いかけて掴むと、今度は身をくねらせて箸に巻きついた」

3人の中で度胸のある人が、まず1匹を口に入れます。

入れた瞬間、「ガッ」と変な声を出します。
どうやら口内のどこかを吸われたらしい。

決死の表情で数回咬み、ごくりと飲み込むと
「・・・美味いっす」

「僕たちは食べはじめた。追いかけ、逃げられ、捕まえて素早く口に入れた。
一匹、そしてもう一匹。

「いま舌吸われた!」
「そこ、逃げる!」
「口から出ていこうとしてる!」

気がつけばこちらがおどっていた」ということです。
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あまりにショッキングで、光景を想像してしまいました。
(苦手な方、ごめんなさい)

食べるのは無理でも、一度、見てみたい。
このタコのおどり食いは、普通に出されるメニューなのでしょうか?

推理作家の書かれる文章、さすがだと思いました。


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