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我喜屋優さん: 興南高校監督 沖縄に初の優勝旗 逆境を友達

2010年08月23日 07時17分34秒 | 新聞
昨日の朝日新聞「ひと」欄に、「我喜屋優さん(60) 深紅の大優勝旗を初めて沖縄へもたらした興南の監督」という記事がありました。

夏の甲子園で優勝した興南高校の監督、我喜屋優さんは、自身も42年前に興南高校の主将としてベスト4になり、社会人野球・監督として過ごした北海道で「逆境を友達にする」姿勢を学んだのだそうです。

我喜屋さんが、高校野球で甲子園に行ったのは、沖縄返還前の1968年(昭和42年)でした。

興南高校の主将で4番バッター、ベスト4に残り、「興南旋風」と呼ばれました。
自分では、「(優勝という)大きな魚を逃したと、42年間ずっと思ってきた」のだそうです。

高校卒業後、社会人野球の選手や監督として、34年間を北海道で過ごしました。

そこで学んだのは、「逆境を友達とする力」です。

つらいこと、嫌なことはすべて慣れ、自分の財産にする。

北海道の冬は雪かきをして、沖縄の長い梅雨は、雨がっぱに長靴で野球をしてきました。
「苦いゴーヤーだって、慣れてくるとおいしくなる」

甲子園に行くと、毎朝、宿舎近くを散歩するのを日課にしています。

春の甲子園で、興南高校を優勝させた翌朝も、選手を連れて散歩しました。
満開の桜があり、その下で「この桜も散っちゃうよ」と話しました。

花を支えるのは、結局、目に見えない根っこ。
沖縄に帰ったら、もう一度始めよう。

7月に、興南高校の理事長に就任しました。
野球部の監督続行を条件に、承諾しました。

野球に限らず、約束事を守れ、小さなことでも全力でやれ、と指導してきました。

小さいことを見ようとしない人は、見落としがいっぱいある。
小さいことに気づける人は、大きな仕事ができる。

「小さいことを積み重ねたちびっ子が大きなことをやってくれた。むしろ背中を押されました」ということです。
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沖縄県が、夏の甲子園で優勝し、優勝旗を持ち帰るのは、初めてなのですね。

いつも勝ち進んでいる印象があったので、驚きました。
沖縄県の方にとっては、待ちに待ったニュースでしょう。

我喜屋監督のお話は、地に足がついた内容で、芯がぶれない強さを支えている考えはこういうものかと読みました。

テレビのニュースで、興南高校の優勝報告会の様子が放送されていました。
選手が落ち着いて、浮かれていない様子で、なかなかできないことだと思いました。


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