昨日の朝日新聞夕刊に、「エンドロール 「獄に咲く花」×結髪・津村直美さん」という記事がありました。
映画制作の裏話を、紹介するコーナーです。
4月10日から公開される時代劇映画「獄に咲く花」は、幕末の吉田松陰が主人公なのだそうです。
吉田松陰が、長州藩の士族用の牢獄に収監されていたとき、同じ牢獄に女性としてはただ1人収監されていた高須久から見た、松陰を描いています。
結髪を担当した津村直美さんは、台本を受け取ったとき、「これは難しいな」と思ったそうです。
日本髪には、武家の奥さんは「丸髷(まるまげ)」、町人の娘や芸者は「銀杏返し(いちょうがえし)」や「潰し島田(つぶししまだ)」といった決まった型があります。
士族の女性が、獄中にいるときは、どんな髪型に結ったらいいのだろうと悩みました。
石田興監督からは、「男に見えるようにしてほしい」と言われました。
正面から結び目が見えるほど高い位置で結わえてみました。
「女忍者を結うときにするんやけど、きりっとカッコよくなるから」
久を演じる近藤はなさんの髪は、腰までの長さがあり、地毛を生かして結いました。
当時の囚人には刑期もなく、すさんだ心でいたという設定です。
松田松陰は、「自分たちは磨けば光る原石、何ら恥じることも卑屈になることもない」と仲間の囚人に言い、久は松陰に思いを寄せるようになります。
その心の変化を監督と相談しながら、結髪で表現しました。
「普段は台本に髪型のことが書かれることはないんやけど、今回は所々にあった」
終盤に、松陰が江戸へ移送されることになり、見送る久は、武家の女性らしい着物姿で登場します。
その時、初めて結われる「丸髷」は、はっとするほど美しい、ということです。
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「獄に咲く花」のホームページを見てみました。
吉田松陰の生誕180年にあたるのですね。
吉田松陰は、山口県では大変に人気のようで、映画のホームページに前後して、地元の方の「松陰先生の映画撮影が始まりました」等のサイトが読めました。
松陰は、1830年(文政13年)8月4日生まれということです。
(ウィキペディア「吉田松陰」参照)
映画制作の裏話を、紹介するコーナーです。
4月10日から公開される時代劇映画「獄に咲く花」は、幕末の吉田松陰が主人公なのだそうです。
吉田松陰が、長州藩の士族用の牢獄に収監されていたとき、同じ牢獄に女性としてはただ1人収監されていた高須久から見た、松陰を描いています。
結髪を担当した津村直美さんは、台本を受け取ったとき、「これは難しいな」と思ったそうです。
日本髪には、武家の奥さんは「丸髷(まるまげ)」、町人の娘や芸者は「銀杏返し(いちょうがえし)」や「潰し島田(つぶししまだ)」といった決まった型があります。
士族の女性が、獄中にいるときは、どんな髪型に結ったらいいのだろうと悩みました。
石田興監督からは、「男に見えるようにしてほしい」と言われました。
正面から結び目が見えるほど高い位置で結わえてみました。
「女忍者を結うときにするんやけど、きりっとカッコよくなるから」
久を演じる近藤はなさんの髪は、腰までの長さがあり、地毛を生かして結いました。
当時の囚人には刑期もなく、すさんだ心でいたという設定です。
松田松陰は、「自分たちは磨けば光る原石、何ら恥じることも卑屈になることもない」と仲間の囚人に言い、久は松陰に思いを寄せるようになります。
その心の変化を監督と相談しながら、結髪で表現しました。
「普段は台本に髪型のことが書かれることはないんやけど、今回は所々にあった」
終盤に、松陰が江戸へ移送されることになり、見送る久は、武家の女性らしい着物姿で登場します。
その時、初めて結われる「丸髷」は、はっとするほど美しい、ということです。
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「獄に咲く花」のホームページを見てみました。
吉田松陰の生誕180年にあたるのですね。
吉田松陰は、山口県では大変に人気のようで、映画のホームページに前後して、地元の方の「松陰先生の映画撮影が始まりました」等のサイトが読めました。
松陰は、1830年(文政13年)8月4日生まれということです。
(ウィキペディア「吉田松陰」参照)