ある40代女性の生活

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発電: 地熱>風力や太陽光 「地熱バイナリー発電」

2010年03月09日 09時09分05秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「けいざい一話 温泉で発電 有望株」という記事がありました。

発電の世界で、「地熱発電」は効率、二酸化炭素排出の両方で優等生なのだそうです。

施設利用率では、「地熱発電」は天候の影響を受けないので約70%です。
風力の20%、太陽光の12%をはるかにしのぎます。

二酸化炭素排出量でも、ワット時当たりで、「地熱発電」は15グラムです。
主要電源の中では、水力に次いで少ないです。

風力、太陽光、原子力より「エコ」な発電方法と言えます。

温泉のお湯を使って電気を起こす「地熱バイナリー発電」が注目されているのだそうです。

現在は、九州電力が1基を動かしているだけですが、国内の「地熱資源」をフルに生かせば、原子力発電8基分の電力をまかなえるという試算もあります。

方法は、50~60度以上のお湯の熱で、沸点の低いペンタンやアンモニアなどを気化させ、それでタービンを回して発電します。

熱水とペンタンといった「2系統」の流れを使う、というのが名前の由来です。

日本に1基の「八丁原地熱発電所」は、大分県の筋湯温泉の近くにあります。

「八丁原地熱発電所」には、高温高圧の水蒸気でタービンを回す通常の地熱発電も2基あります。

温度が160度以下に下がり、圧力も減った温泉が他に1基あり、「地熱バイナリー発電」に日本で初めて転用しました。
2年間の試運転を経て、営業運転に入ったところだそうです。

「八丁原地熱発電所」全体では、1ワットを6~7円で発電でき、他の電源より割安です。

ただ、バイナリーはイスラエル製なので、採算が劣ります。
日本では三菱重工業などが技術を持っていますが、海外向けの大型案件が主で、小型の設備には本格参入していません。

池田篤・八丁原地熱発電所長は、
「海外製だと、維持管理に手間がかかる。競争力を高めるには国内メーカーや国の支援が欲しいです」と話された、ということです。
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従来の地熱発電は、温泉の水蒸気と熱水を直接使うので、高温・高圧である必要があったそうです。

バイナリー発電だと、熱水でアンモニアなどの熱媒体を気化させるので、もっと低温でも利用可能ということです。

外国に頼らずに、自力で安全に発電できる方法は、地熱も風力も太陽光も、試して取り入れていいのではと思います。


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三菱重工業: 新幹線輸出、国産ジェット機 旬のテーマ

2010年03月09日 08時23分26秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「東洋経済の眼 三菱重工業 鉄道関連で注目」という記事がありました。

上場している企業について、傾向や今後の見通しなどを解説してくれるコーナーです。

「三菱重工業」は、総合重機でトップの企業です。
原動機、原子力、航空宇宙、防衛、産業機械でも、主力となっています。

2010年3月期の業績は、世界景気低迷の影響で悪化しました。
来期は、人員削減などの合理化効果で、利益は底打ちしそうです。

三菱重工業は、世界初となった新幹線の輸出ビジネスで、「日本連合」のリーダー役を務めました。
2007年に開通した「台湾高速鉄道」です。

今後は、ベトナム、ブラジルで計画されている高速鉄道建設への参加も取りざたされています。

航空分野では、国産初のジェット旅客機「MRJ」を開発しました。
アメリカの航空会社から、大口受注を獲得するなど、今後が期待されます。

株価、業績とも、急回復、急成長は厳しそうですが、投資家の関心が高い旬のテーマに乗っています。
高速鉄道関連のニュースが大きく報じられる際には、三菱重工業株にも、注目が集まりそう、ということです。
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三菱重工業と言えば、明治17年創業の、日本の大企業です。

個人でも株が買えるのだろうかとホームページを見てみました。

「株主・投資家の皆さまへ」のページには、「個人投資家の皆さまへ」があり、意外に個人投資家の割合が多いことが分かります。

所有者別株式保有状況
  個人その他      37.43%
  金融機関       33.48%
  外国法人等      17.65%
  その他の法人      9.53%
  証券会社        1.90%
  政府及び地方公共団体  0.01%

「大株主(平成21年9月30日現在)」では、証券会社(1.90%)が上位を占めていました。



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