昨日の朝日新聞に、「けいざい一話 温泉で発電 有望株」という記事がありました。
発電の世界で、「地熱発電」は効率、二酸化炭素排出の両方で優等生なのだそうです。
施設利用率では、「地熱発電」は天候の影響を受けないので約70%です。
風力の20%、太陽光の12%をはるかにしのぎます。
二酸化炭素排出量でも、ワット時当たりで、「地熱発電」は15グラムです。
主要電源の中では、水力に次いで少ないです。
風力、太陽光、原子力より「エコ」な発電方法と言えます。
温泉のお湯を使って電気を起こす「地熱バイナリー発電」が注目されているのだそうです。
現在は、九州電力が1基を動かしているだけですが、国内の「地熱資源」をフルに生かせば、原子力発電8基分の電力をまかなえるという試算もあります。
方法は、50~60度以上のお湯の熱で、沸点の低いペンタンやアンモニアなどを気化させ、それでタービンを回して発電します。
熱水とペンタンといった「2系統」の流れを使う、というのが名前の由来です。
日本に1基の「八丁原地熱発電所」は、大分県の筋湯温泉の近くにあります。
「八丁原地熱発電所」には、高温高圧の水蒸気でタービンを回す通常の地熱発電も2基あります。
温度が160度以下に下がり、圧力も減った温泉が他に1基あり、「地熱バイナリー発電」に日本で初めて転用しました。
2年間の試運転を経て、営業運転に入ったところだそうです。
「八丁原地熱発電所」全体では、1ワットを6~7円で発電でき、他の電源より割安です。
ただ、バイナリーはイスラエル製なので、採算が劣ります。
日本では三菱重工業などが技術を持っていますが、海外向けの大型案件が主で、小型の設備には本格参入していません。
池田篤・八丁原地熱発電所長は、
「海外製だと、維持管理に手間がかかる。競争力を高めるには国内メーカーや国の支援が欲しいです」と話された、ということです。
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従来の地熱発電は、温泉の水蒸気と熱水を直接使うので、高温・高圧である必要があったそうです。
バイナリー発電だと、熱水でアンモニアなどの熱媒体を気化させるので、もっと低温でも利用可能ということです。
外国に頼らずに、自力で安全に発電できる方法は、地熱も風力も太陽光も、試して取り入れていいのではと思います。
発電の世界で、「地熱発電」は効率、二酸化炭素排出の両方で優等生なのだそうです。
施設利用率では、「地熱発電」は天候の影響を受けないので約70%です。
風力の20%、太陽光の12%をはるかにしのぎます。
二酸化炭素排出量でも、ワット時当たりで、「地熱発電」は15グラムです。
主要電源の中では、水力に次いで少ないです。
風力、太陽光、原子力より「エコ」な発電方法と言えます。
温泉のお湯を使って電気を起こす「地熱バイナリー発電」が注目されているのだそうです。
現在は、九州電力が1基を動かしているだけですが、国内の「地熱資源」をフルに生かせば、原子力発電8基分の電力をまかなえるという試算もあります。
方法は、50~60度以上のお湯の熱で、沸点の低いペンタンやアンモニアなどを気化させ、それでタービンを回して発電します。
熱水とペンタンといった「2系統」の流れを使う、というのが名前の由来です。
日本に1基の「八丁原地熱発電所」は、大分県の筋湯温泉の近くにあります。
「八丁原地熱発電所」には、高温高圧の水蒸気でタービンを回す通常の地熱発電も2基あります。
温度が160度以下に下がり、圧力も減った温泉が他に1基あり、「地熱バイナリー発電」に日本で初めて転用しました。
2年間の試運転を経て、営業運転に入ったところだそうです。
「八丁原地熱発電所」全体では、1ワットを6~7円で発電でき、他の電源より割安です。
ただ、バイナリーはイスラエル製なので、採算が劣ります。
日本では三菱重工業などが技術を持っていますが、海外向けの大型案件が主で、小型の設備には本格参入していません。
池田篤・八丁原地熱発電所長は、
「海外製だと、維持管理に手間がかかる。競争力を高めるには国内メーカーや国の支援が欲しいです」と話された、ということです。
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従来の地熱発電は、温泉の水蒸気と熱水を直接使うので、高温・高圧である必要があったそうです。
バイナリー発電だと、熱水でアンモニアなどの熱媒体を気化させるので、もっと低温でも利用可能ということです。
外国に頼らずに、自力で安全に発電できる方法は、地熱も風力も太陽光も、試して取り入れていいのではと思います。