スズキ： 二輪車世界３位 四輪車世界９位 提携で世界トップ

昨日の朝日新聞夕刊に、「東洋経済の眼　スズキ　インドが牽引役」という記事がありました。

株を公開している会社を、解説するコーナーです。

スズキは、二輪車世界３位　四輪車世界９位の会社で、フォルクスワーゲンとの提携で、四輪車販売台数世界一になるのだそうです。

Ｑ．スズキの業績はどうですか

スズキは、軽自動車が得意な会社で、四輪車では世界９位、二輪車では世界３位です。

インド市場への参入は早く、１９８２年にマルチ・ウドヨグ社（インド政府国営）と合弁事業を開始しました。
現在、この合弁会社が、インド市場の乗用車シェアの５０％を占めています。

Ｑ．フォルクスワーゲンと提携しました

昨年１２月、スズキは、欧州最大手のフォルクスワーゲンと提携しました。
両社の合計販売台数は、世界最大になります。

スズキにとって、今回の提携で軽量車体開発、ハイブリッド車向け電池供給の確保が期待できます。

フォルクスワーゲンにっとっては、スズキのインド事業に加え、小型車づくりの技術を評価してます。

Ｑ．懸念材料はありますか

鈴木修・会長兼社長の年齢があげられます。

統率力に衰えは見られませんが、まもなく８０歳のため、トップ交代のタイミングが注目されます、ということです。
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私たちは、ＣＭ等でしばしば目にすると、「これだけ頻繁に目にするということは、大企業なんだ」と感じてしますそうです。

スズキは、ＣＭ等ではときどきですが、実力はすごい会社なんですね。

フォルクスワーゲンとの提携が発表されたとき、「どうしてスズキ？」と不思議に思ったのですが、理由が分かりました。

高齢者： 知的な刺激 大人の尊厳

昨日の朝日新聞夕刊に、「窓　論説委員室から　介護のお助け本」という記事がありました。

解説委員の方が、交代で興味深く感じたことを書かれるコーナーです。

高齢者で介護が必要な方が、昼間に通い、レクリエーション等を提供する「デイサービス」という施設があります。

そこでは、折り紙や塗り絵をしたりするのですが、「幼稚で退屈」と感じる高齢者もいらっしゃいます。

緒方昭一さん（８０歳）は、老人ホーム等でのボランティアで、高齢者に喜んでもらえる方法を考えました。

人気となったのは、高齢者の記憶を呼び戻すクイズでした。

幼いころに習った唱歌、民謡、流行歌の歌詞の一部を空欄にしたプリントを配り、鉛筆で空欄を埋めてもらいます。

参加していた高齢者の顔つきが、まず変わったそうです。

むっつりと黙りこんでいた男性がとつぜん口ずさみ、会場が活気づきました。
互いに教え合う中で、自然に会話も生まれました。

「施設では、お年寄り同士のふれあいが多いようで、実は少ない」（緒方さん）

食事時間などに顔を合わせるものの、互いの年齢も知らない間柄という事情もあります。

「こんなに喜んでもらえるなら、もっと活用してほしい」と『デイサービスワークブック』（木星舎）を出版しました。
歌の他に、ことわざ、和歌、俳句を使ったクイズが載っています。

デイサービスでは、利用者の間に、認知症の進行具合に個人差があり、過ごし方のメニュー作りを難しくしています。

緒方さんの手法は、この難題を克服する妙手かもしれない、ということでした。
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高齢者は、大人としての尊厳を持って生きていらっしゃいます。

知的な刺激を喜ばれるというのは、納得がいくと感じました。