朝日新聞夕刊に、「人生の贈りもの バレリーナ 森下洋子 5 時間がかかった分だけ輝く」という記事がありました。
バレリーナの森下洋子さんが、バレエをやってこられたお話を1週間連載され、昨日はその最終回でした。
森下さんは、「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」等で知られ、多くの賞を受賞し、バレリーナとして58年目の現在も舞台に立たれています。
森下さんのお家は、広島の普通のサラリーマンの家庭でした。森下さんは体が弱く、医者から何か運動をしたほうがいいと勧められて近所の幼稚園のバレエ教室に入りました。
最初から大好きになり、週3回通い、ショーウインドーを見ながらでも踊って、お母さんに「やめて恥ずかしいから」と言われるほどでした。
それでも他の運動は苦手で、自転車も乗れないそうです。
バレエのステップも、他の子が簡単に覚えるのに、レッスンの間にはできなくて家に帰って何十回も練習していました。
ご両親は、「ダメねえ」とは言わず、黙って見ていて「できたっ」と言うと拍手で喜んでくれました。
小学2年からは、夏休みと冬休みは東京でレッスンを受けるようになります。
森下さんが行きたいと願い、ご両親は熱意に負けて、広島から1人で電車に乗り、東京で先生が迎えてくれました。
12歳になると、もっと東京でレッスンしたくなり、単身で上京しました。
お母さんは仕送りのためにレストランを広島で始め、月末に東京へ行って世話をしては帰る生活になりました。
高校卒業後は、外国のバレエ団からの誘いもありましたが、松山樹子さんの舞台を見て鳥肌が立つような感動をし、ぜひ習いたいと行きます。
松山先生は、「いくら脚が上がったって、くるくる回れたってバレエじゃない。ヒロインの心や人間のすばらしさを伝えるのがバレエ」という指導でした。
27歳で清水哲太郎さんと結婚し、論理的にバレエを教えてくれる方で、2人ともバレエのことしか頭にないので、休日もバレエの話をしているそうです。
今も、年間70公演を行い、300足のトーシューズをはきつぶします。
朝は7時過ぎに起きて、お風呂で体と脚を暖め、お昼までレッスン、昼食はチョコレートかチーズをつまむ程度、午後5時までレッスン2時間マッサージを毎日続けているとのことでした。
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驚くほど長いキャリアをお持ちの森下さん、バレーはコツコツやるものなので、日本人の気質に合っていると書かれていました。
クラシックバレエは、コンクールに出て技を競うのが目的ではなく、トーシューズをはいてからきちんと踊れるには10年かかるもの、コツコツやっていれば誰でも体は柔らかくなるし、だんだんできるようになります、というお話が印象的でした。
バレリーナの森下洋子さんが、バレエをやってこられたお話を1週間連載され、昨日はその最終回でした。
森下さんは、「くるみ割り人形」や「白鳥の湖」等で知られ、多くの賞を受賞し、バレリーナとして58年目の現在も舞台に立たれています。
森下さんのお家は、広島の普通のサラリーマンの家庭でした。森下さんは体が弱く、医者から何か運動をしたほうがいいと勧められて近所の幼稚園のバレエ教室に入りました。
最初から大好きになり、週3回通い、ショーウインドーを見ながらでも踊って、お母さんに「やめて恥ずかしいから」と言われるほどでした。
それでも他の運動は苦手で、自転車も乗れないそうです。
バレエのステップも、他の子が簡単に覚えるのに、レッスンの間にはできなくて家に帰って何十回も練習していました。
ご両親は、「ダメねえ」とは言わず、黙って見ていて「できたっ」と言うと拍手で喜んでくれました。
小学2年からは、夏休みと冬休みは東京でレッスンを受けるようになります。
森下さんが行きたいと願い、ご両親は熱意に負けて、広島から1人で電車に乗り、東京で先生が迎えてくれました。
12歳になると、もっと東京でレッスンしたくなり、単身で上京しました。
お母さんは仕送りのためにレストランを広島で始め、月末に東京へ行って世話をしては帰る生活になりました。
高校卒業後は、外国のバレエ団からの誘いもありましたが、松山樹子さんの舞台を見て鳥肌が立つような感動をし、ぜひ習いたいと行きます。
松山先生は、「いくら脚が上がったって、くるくる回れたってバレエじゃない。ヒロインの心や人間のすばらしさを伝えるのがバレエ」という指導でした。
27歳で清水哲太郎さんと結婚し、論理的にバレエを教えてくれる方で、2人ともバレエのことしか頭にないので、休日もバレエの話をしているそうです。
今も、年間70公演を行い、300足のトーシューズをはきつぶします。
朝は7時過ぎに起きて、お風呂で体と脚を暖め、お昼までレッスン、昼食はチョコレートかチーズをつまむ程度、午後5時までレッスン2時間マッサージを毎日続けているとのことでした。
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驚くほど長いキャリアをお持ちの森下さん、バレーはコツコツやるものなので、日本人の気質に合っていると書かれていました。
クラシックバレエは、コンクールに出て技を競うのが目的ではなく、トーシューズをはいてからきちんと踊れるには10年かかるもの、コツコツやっていれば誰でも体は柔らかくなるし、だんだんできるようになります、というお話が印象的でした。