ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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NRQ&mmm@新宿タワーレコード

2012-03-16 23:17:32 | インストアイベント
インストア・イベント観覧記その5 NRQ&mmm@新宿タワーレコード

3月15日、新宿タワーレコードにてNRQとmmmのインストア・ライヴを観てまいりました。

このNRQというバンド、前から気になってたんですよ~。でもライヴを観るのはもちろん、ちゃんと音を聴くのもこの日が初めて。メンバーは吉田悠樹(二胡)、牧野琢磨(guitar)、服部将典(contrabass)、中尾勘二氏(drums)の4人編成。ちなみにNRQとはNew Residential Quartersの略だそうです。

やっぱり見た目のインパクトとしてまず二胡が入っている点がユニークですよね。でもだからと言って中国的な感じはあまりしなく、その音色と旋律は同じ弦楽器のフィドルのような雰囲気。そこから感じるのはジプシー・スウィングのような叙情的な軽やかさ。ですがやはり二胡であるという不思議な魅力。インストアということもあってか、4人の演奏はいたって素朴。ですがまるで語り合うかのような音の絡み合いが心地良いスリルを感じさせてくれる。牧野さんの弾くエレキ・ギターが良い!決して派手なプレイをする訳ではないのですが、ジャズ&ブルージーなセンスの良いフレージングに耳を奪われる。自身のソロやバッキングはもちろん、ベース・ソロなどにさらりと合わせるオブリガードがまたいちいち気が利いている。ウッド・ベースを弾く服部さんは、指弾きと弓弾きを使い分けて楽曲に彩りを加えてました。またドラムスの中尾さんは時にサックスも吹いたり。そして最後の曲「ノー・マンズ・ランド:アイ・ワズ・セッド」では 女性シンガーの mmm さんがゲスト参加。この彼女の歌声がまたなかなか良かったんですよ!

という訳で、NRQのおよそ30分後に始まった mmm さんのインストア・ライヴも拝見してまいりました。mmmと書いてミー・マイ・モーと読むそうです。アコースティック・ギターの弾き語り。雰囲気的には眼鏡が印象的な何所にでも居るような女の子な感じですが、その歌声には陰をもった暗さがある。ですが聴き進めるうちに意外と明るいかも?と思えてくる不思議な魅力。そして楽曲もなかなか個性的で面白い! なんて言いますか、楽曲ごとに独特の世界観がある感じ。私はこの日、彼女の歌に初めて接した訳ですが、1曲1曲聴き進むごとに、彼女の世界へと引き込まれて行く感じでした。この日は一人で弾き語りでしたが、後日のレコ初ライヴではトロンボーンやスティールパンも加わったバンドセットになるとか。そちらも気になります。今後も mmm さんには要注目です。


不思議な魅力を持ったNRQとmmm、日本のインディー・シーンって面白いな。

(ちなみにこの日のインストア・ライヴはJ-INDIES3本立てだったのですが、最後のトンチは気になりつつも、時間が遅かったので断念しました。すいません…。)


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