ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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フジロック第9弾!

2013-06-23 19:14:56 | フジロック
CAT P0WER / THE GREATEST

数日遅れで申し訳ありませんが、フジロック出演アーティスト第9弾がオフィシャルサイトにて発表になりました。今回はアヴァロン、木道亭、カフェ・ド・パリ、苗場食堂など、ディープな小ステージを中心に一気に68組だそうです。そんなに!! ま、詳しい追加アーティストはオフィシャルサイトを見てい頂くとして、ここでは「ルーツな日記」的に気になるところを少々。

まず、大きなステージの残り少ない枠も一部埋まりました。何と言っても最終日ホワイトのトリ前に入ったキャット・パワーですよ! 正直、もう数年早くフジに来て欲しかった感はありますが、ここへきてのキャット・パワー決定は嬉しいですね。ま、最終日のこの時間帯は被りまくりなんですけどね…。そして最終日のレッドにBO NINGENも決まり、残るは初日ホワイト、最終日グリーンの数枠のみとなりました。まだサプライズはあるのでしょうか?


そして魅惑の小ステージへ。

毎年、この辺りのステージがとても楽しみな一方で、どうしても大きなステージとの被りの問題でなかなか腰を据えて観ることが出来ない現状だったりもするんですが、そんな悩みはそっちのけで今年もディープな面々が続々と決定致しました。

まずは苗場食堂から。オアシスが誇る名物食堂の裏手が夜はディープなライヴ空間に。ジェントルマンズ・ピストルズ、バイアーナ・システム、ベリー・ビー・ケアフル、ザ・ホット 8 ブラス・バンドといった大きなステージも沸かすであろうアーティスト達がこの小ステージにも登場する豪華さ! 特にザ・ホット 8 ブラス・バンドは要注目ですね。どうせならプチ・パレードもやって欲しい~。 そして3年連続フジ出演となるトロントのカントリー・バンド、ケンジントン・ヒルビリーズ。私は何だかんだで昨年も一昨年も観ているので、ここまで来たら今年も観たい!! あとよく知らないんですけど、キューバからやってくるロス・グアンチェスというグループ、これは気になりますね~。アーティスト・データに曰く「ソンやアフロ・キューバ聖歌といった伝統的キューバ音楽に、クンビアやメレンゲ、ボレロの要素を混ぜてカクテルした」というその音楽性にはそそられずにいられません。そしてそんな強力な海外勢に対する日本からの刺客とも言えそうな関西ファンクの雄、ザ・たこさん。濃い~ステージを繰り広げてくれることでしょう。さらに苗場食堂で歌う夏木マリっていうシチュエーションもなんか凄そう。あとホット8やロス・グアンチェスのような比較的大所帯なバンドが、苗場食堂という小さなステージにどう乗るのかも見物だったり。

お次ぎは木道程。ご存知、ボードウォークの途中にある、森の中の小さなステージ。注目は最終日に登場するベンジャミン・テホヴァル。昨年ウイルコ・ジョンソンと共に来日していた知る人ぞ知るワンマン・バンド奏者。この人は渋いですね~。ぜひ観てみたいですけど、最終日は被りまくりなんですよね…。そしてここにも出るケンジントン・ヒルビリーズ。木道程で聴くペダル・スティールの音色、気持ち良いですよ~。さらに畠山美由紀、青葉市子、ARISA SAFUといった女性陣も充実。あとARISA SAFUのサポート・メンバーに名を連ねる倉井夏樹も要チェック。この人のハープは素晴らしいですよ!


そして、みんな大好きカフェ・ド・パリ。ほとんど支配人的な雰囲気のビッグ・ウィリーは3日間出演。そしてロス・グアンチェスも3日間出演と、今年はキューバ色濃厚な感じ。とはいえキューバ一辺倒にならないのがカフェ・ド・パリ。カントリーのケンジントン・ヒルビリーズ、クンビアのベリー・ビー・ケアフル、邦ニューオーリンズ・ブラス・バンドの代表格ブラック・ボトム・ブラス・バンドなどなど、あの小さなテントがワールド・ミュージックの縮図となりそう。個人的にはアイリッシュな香りも濃厚なUKのフォーク・パンク・バンド、スキニー・リスターが観たい! ヘヴンにも出ますが、カフェ・ド・パリのような小屋が似合いそう。


さらにアヴァロン。やはりこちらはアトミック・カフェ関連が目立ちますね。何となく代々木や日比谷でやってるイベントと出演者があまり変わらないな~、なんて印象もありますが、きっとフジロックならではのメッセージを伝えてくれることでしょう。アトミック・カフェ以外では、ここにも出るロス・グアンチェスや、西アフリカの伝統を継承するバセク・クヤーテ・アンド・ンゴニ・バに目を惹かれます。邦楽勢ではT字路sの決定が嬉しい!


最後は、私のようにキャンプをしない人間は入ることが出来ないピラミッド・ガーデン。ここにもロス・グアンチェス、バセク・クヤーテ・アンド・ンゴニ・バ、ケンジントン・ヒルビリーズなどが並びます。みなさんお忙しいですね~。邦楽勢では、U-zhaan、青葉市子、SoRA、を迎える勝井祐二のプロジェクトが面白そう。もちろんサンディーによるフラもありますし、キャンプサイトで聴く湯川潮音っていうのも素敵でしょうね~。

他にも今回、デイドリーミングやオールナイト・フジの発表も有り、これでほぼ全貌は出揃った感じでしょうか。あとは岩盤のサイン会とそれに伴うミニ・ライヴ、そして前夜祭ぐらいですかね。ミーハーな私と致しましてはサイン会はかなり重要だったり。プリシラ・アーンのサイン会ないかな~。前夜祭はスキニー・リスターが出てくれたら嬉しいな~。

あ、そう言えば、ストーンド・サークルのエリアには今年もバスキングのステージはあるんですかね?あそこも今後侮れない雰囲気になってくるのではないかと。あと、ところ天国の「富士映劇」もありますね。やっぱ「寅さん」ですかね。夏木マリがマドンナを務めている作品もあるので、そんな小技を効かせてくれたら面白いかも。


最後にフジロック魅惑の小ステージを彩るアーティスト達の動画をご紹介。

ザ・ホット 8 ブラス・バンド → http://www.youtube.com/watch?v=wRKsusbeJHQ
スキニー・リスター → http://www.youtube.com/watch?v=NfYHoDjGVp4
バセク・クヤーテ・アンド・ンゴニ・バ → http://www.youtube.com/watch?v=u1NWKcKhESU
ロス・グアンチェス → http://www.youtube.com/watch?v=7LpourysUVQ
ベリー・ビー・ケアフル → http://www.youtube.com/watch?v=zIpKOp5iVgQ
ケンジントン・ヒルビリーズ → http://www.youtube.com/watch?v=pFb6tdsJIdg
ベンジャミン・テホヴァル → http://www.youtube.com/watch?v=rkF7aiiLVZc




*写真はホワイトステージへの出演が発表されたキャット・パワーの06年作。彼女がサザンソウルの聖地メンフィスに赴き、ハイ・リズムのティーニー・ホッジズ(g)&リロイ・ホッジズ(b)、MGズのドラマーとしても知られるスティーヴ・ポッツ(ds)など、メンフィスのミュージシャンと録音した傑作。これは良いアルバムですよね~。内省的でありながら、何処かロマンチックな作風に、柔らかい吐息のようなキャット・パワーの歌声が染み入っていく。もちろんサザンソウルではありませんが、そこはかとなく漂う南部テイストがまた良いんですよ!


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