ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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グレッグ・オールマン R.I.P.

2017-05-31 00:58:35 | ルーツ・ロック
GREGG ALLMAN / ONE MORE TRY : AN ANTHOLOGY

5月27日、オールマン・ブラザーズ・バンドのグレッグ・オールマンが、米ジョージア州サバンナにある自宅で亡くなられました。肝臓ガンの合併症のためだそう。享年69歳。



2014年にウォーレン・ヘインズとデレク・トラックスが脱退を発表し、グレッグ・オールマンの体調問題もあって、これまでメンバーの死を乗り越え、解散と再結成を繰り返しながら、綿々と続いてきたオールマン・ブラザーズ・バンドの長い歴史も、いよいよ終止符が打たれることになりそうだと覚悟はしていました。ですが実際にグレッグ・オールマンの訃報に接すると、やはりその喪失感は半端ありませんね。

70年代のサザンロックを代表するグループであることはもちろん、現行ジャム・バンド・シーンの元祖的存在でもあったオールマン・ブラザーズ・バンド。自身が築いた栄光はもちろん、後続へ与えた影響も計り知れません。テデスキ・トラックス・バンドやガヴァメント・ミュールなどABBチルドレンはもちろん、今年フジロックに出演予定のマーカス・キング・バンド辺りは、ABB のグランドチルドレンと言ったところでしょうか。その他、ブルースをベースにした南部系ロック・バンドは全て、オールマン・ブラザーズ・バンドの影響下にあると言っても過言ではない程です。そしてその精神的支柱であり、象徴的存在だったのがグレッグ・オールマン。あの土っぽく、ざらついた歌声を、もう聴くことが出来ないなんて、哀し過ぎます。


グレッグ・オールマンさん、安らかに。


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