現地時間で2月10日の夜、米ロサンゼルスのステープルズ・センターにて開催された第61回グラミー賞授賞式。いきなりオープニングのカミラ・ベロのパフォーマンスから凄かったですね。2階建ての家と町並みのセットを舞台に、大勢のダンサー達とストーリー仕立てに繰り広げられるそれは、まるでミュージカルの様で、ヤング・サグ、リーキー・マーティン、J.バルヴィンと、豪華ゲストが次々に登場し、かのアルトゥーロ・サンドヴァルのトランペットが高らかに鳴り響く。いや〜、流石はグラミー賞ですね。
しかもその後も全編、圧倒的に素晴らしいパフォーマンスの連続ですから。やっぱりアーティストの方達にとってもグラミー賞のステージは特別なはずで、気合いの入り方が違うんですよね。という訳で、今年のグラミー賞ベストパフォーマンス10選です。例の如く、私の個人的な趣味で選んだ10選ですよ。
10位:H.E.R.
ギターを弾きながら「Hard Place」を歌った彼女。ナチュラルなフィーリングが良かったですね。まだまだ未完の大器な印象ながら、それ故に計り知れないポテンシャルを感じさせられました。
9位:ブランディ・カーライル
アメリカーナのニューヒロイン。いや、活動歴はもう結構長いんですけどね。シンプルなバンドを従え、アコースティック・ギターを弾きながら、力強く真摯な歌声が心に響きました。
8位:ジャネール・モネイ
近未来的な宇宙感溢れる衣装とダンスを絡めながらプリンス印の官能ファンク「Make Me Feel」を決めてくれました。ジャネールのパフォーマンスには、プリンス以外にもマイケル・ジャクソンやジェイムス・ブラウンまで息づいていうようであり、また小柄なせいもあってか、どこか不思議な愛嬌があるんですよね。フジロックが一層楽しみになりました!!
7位:クロイ&ハリー
ビヨンセも惚れ込んでるという注目の姉妹デュオ。プレゼンターとしての登場ながら、ダニー・ハサウェイの「Where Is The Love」を熱唱。フェイクとメロディーの曖昧な境界線をも黒く美しいハーモニーで歌いきる。これはうっとりでしたね〜。
6位:ケイシー・マスグレイヴス
しっとりと「Rainbow」を歌ったケイシー・マスグレイヴス。ピアノのみをバックに、丁寧に歌う姿が印象的でした。とても透き通った良い声でしたね。グラミーとは思えない程のシンプルさがかえってケイシーの歌心を引き立てていました。この時はまさか『Album Of The Year』を受賞するとは思いもしませんでしたけど。
5位:ダイアナ・ロス
モータウンの歌姫。真っ赤なドレスに身を包んだダイアナ・ロスがステージに現れたときの華やかさといったら、さすがはディーバ!!でしたね。彼女は今年で75歳になるんですね。 2015年に武道館で見た時に比べ、声が出ていないように感じましたが、それでも彼女の歌声から響くフィーリングはとてもスイートで、まさしくダイアナ・ロスでしたね!! 花道を歩きながら歌う「Reach Out And Touch」なんて、まさしくダイアナ・ロス・ショー!!って雰囲気。とても楽しそうに歌うダイアナの姿がまた印象的。最後に”Happy birthday to me!! ”と2回叫ぶ姿がまたチャーミングでした。また来日してくれないかな〜。
4位:ドリー・パートン
そしてドリー・パートンです。現在73歳ですかね? いや〜、若々しい!声も張りがあってまったくもって衰え知らず。ケイシー・マスグレイヴス、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、マレン・モリス、という若手女性シンガー達のサポートも良かった。「Here You Come Again」、「Jolene」といったヒット曲に加え、「Red Shose」という新曲まで歌ってくれましたから。映画『Dumplin' 』のサントラに収められている曲で、これがまた感動的な曲なんですよね〜。ステージではリトル・ビッグ・タウンとの響宴で。まさかライヴで聴けるとは!!
3位:アレサ・フランクリン・トリビュート
ヨランダ・アダムス、ファンテイジア、アンドラ・デイという、めちゃくちゃ歌の上手い3人がソウル・オブ・クイーンをトリビュートした「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」。いやはや、歌の上手い人の歌って、本当に気持ち良いですね。ヨランダ・アダムスの貫禄のゴスペル歌唱、個性的な声で高揚感を爆発させるファンテイジア、ヴィンテージな味わいをじわりと染み込ませるアンドラ・デイ。3人それぞれが思い思いに筋を回しているように見えて、しっかり調和が取れているという。素晴らしかった!!!
2位:セイント・ヴィンセント&デュア・リパ
「Masseduction」を歌うセイント・ヴィンセントに近づく、彼女そっくりのデュア・リパ。これはびっくりしました。髪型とメイクでここまで似るもんでしょうかね?同じ顔の二人が繰り広げる、甘味な「R-E-S-P-C-T」。妙な艶かしさがありましたね。でも良く見直すと、髪型の分け目とか、口紅の色とか、まったくそっくりという訳でもないんですよね。その辺りも周到に仕掛けたアート性なんでしょうね。セイント・ヴィンセントのギターも炸裂した、最高のパフォーマンスでした!!
1位:アリシア・キーズ
司会という大役を果たした彼女に拍手を送りたい。そういう意味も込めて1位です。もちろん私はアリシアの大ファンなので贔屓目に見てますけどね。でも司会者の言葉、一言一言をここまで真剣に聞いたグラミーも今回が初めてですし、私にとって、今年のグラミー賞はアリシア・キーズ色だったことは間違いない訳で。もちろん彼女のパフォーマンスも素晴らしかったですよ。2台のピアノを同時弾きして、グラミーを彩ってきた名曲達を歌い紡いでいく。選曲、歌唱、どれをとっても最高でしたね。あのアリシアのパフォーマンスだけグラミーではないような特別な雰囲気がありました。
今年も賞レースを含めて、存分に楽しませて頂いたグラミー賞。唯一の残念と言えば、チャイルディッシュ・ガンビーノのパフォーマンスがなかったことかな〜。
しかもその後も全編、圧倒的に素晴らしいパフォーマンスの連続ですから。やっぱりアーティストの方達にとってもグラミー賞のステージは特別なはずで、気合いの入り方が違うんですよね。という訳で、今年のグラミー賞ベストパフォーマンス10選です。例の如く、私の個人的な趣味で選んだ10選ですよ。
10位:H.E.R.
ギターを弾きながら「Hard Place」を歌った彼女。ナチュラルなフィーリングが良かったですね。まだまだ未完の大器な印象ながら、それ故に計り知れないポテンシャルを感じさせられました。
9位:ブランディ・カーライル
アメリカーナのニューヒロイン。いや、活動歴はもう結構長いんですけどね。シンプルなバンドを従え、アコースティック・ギターを弾きながら、力強く真摯な歌声が心に響きました。
8位:ジャネール・モネイ
近未来的な宇宙感溢れる衣装とダンスを絡めながらプリンス印の官能ファンク「Make Me Feel」を決めてくれました。ジャネールのパフォーマンスには、プリンス以外にもマイケル・ジャクソンやジェイムス・ブラウンまで息づいていうようであり、また小柄なせいもあってか、どこか不思議な愛嬌があるんですよね。フジロックが一層楽しみになりました!!
7位:クロイ&ハリー
ビヨンセも惚れ込んでるという注目の姉妹デュオ。プレゼンターとしての登場ながら、ダニー・ハサウェイの「Where Is The Love」を熱唱。フェイクとメロディーの曖昧な境界線をも黒く美しいハーモニーで歌いきる。これはうっとりでしたね〜。
6位:ケイシー・マスグレイヴス
しっとりと「Rainbow」を歌ったケイシー・マスグレイヴス。ピアノのみをバックに、丁寧に歌う姿が印象的でした。とても透き通った良い声でしたね。グラミーとは思えない程のシンプルさがかえってケイシーの歌心を引き立てていました。この時はまさか『Album Of The Year』を受賞するとは思いもしませんでしたけど。
5位:ダイアナ・ロス
モータウンの歌姫。真っ赤なドレスに身を包んだダイアナ・ロスがステージに現れたときの華やかさといったら、さすがはディーバ!!でしたね。彼女は今年で75歳になるんですね。 2015年に武道館で見た時に比べ、声が出ていないように感じましたが、それでも彼女の歌声から響くフィーリングはとてもスイートで、まさしくダイアナ・ロスでしたね!! 花道を歩きながら歌う「Reach Out And Touch」なんて、まさしくダイアナ・ロス・ショー!!って雰囲気。とても楽しそうに歌うダイアナの姿がまた印象的。最後に”Happy birthday to me!! ”と2回叫ぶ姿がまたチャーミングでした。また来日してくれないかな〜。
4位:ドリー・パートン
そしてドリー・パートンです。現在73歳ですかね? いや〜、若々しい!声も張りがあってまったくもって衰え知らず。ケイシー・マスグレイヴス、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、マレン・モリス、という若手女性シンガー達のサポートも良かった。「Here You Come Again」、「Jolene」といったヒット曲に加え、「Red Shose」という新曲まで歌ってくれましたから。映画『Dumplin' 』のサントラに収められている曲で、これがまた感動的な曲なんですよね〜。ステージではリトル・ビッグ・タウンとの響宴で。まさかライヴで聴けるとは!!
3位:アレサ・フランクリン・トリビュート
ヨランダ・アダムス、ファンテイジア、アンドラ・デイという、めちゃくちゃ歌の上手い3人がソウル・オブ・クイーンをトリビュートした「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」。いやはや、歌の上手い人の歌って、本当に気持ち良いですね。ヨランダ・アダムスの貫禄のゴスペル歌唱、個性的な声で高揚感を爆発させるファンテイジア、ヴィンテージな味わいをじわりと染み込ませるアンドラ・デイ。3人それぞれが思い思いに筋を回しているように見えて、しっかり調和が取れているという。素晴らしかった!!!
2位:セイント・ヴィンセント&デュア・リパ
「Masseduction」を歌うセイント・ヴィンセントに近づく、彼女そっくりのデュア・リパ。これはびっくりしました。髪型とメイクでここまで似るもんでしょうかね?同じ顔の二人が繰り広げる、甘味な「R-E-S-P-C-T」。妙な艶かしさがありましたね。でも良く見直すと、髪型の分け目とか、口紅の色とか、まったくそっくりという訳でもないんですよね。その辺りも周到に仕掛けたアート性なんでしょうね。セイント・ヴィンセントのギターも炸裂した、最高のパフォーマンスでした!!
1位:アリシア・キーズ
司会という大役を果たした彼女に拍手を送りたい。そういう意味も込めて1位です。もちろん私はアリシアの大ファンなので贔屓目に見てますけどね。でも司会者の言葉、一言一言をここまで真剣に聞いたグラミーも今回が初めてですし、私にとって、今年のグラミー賞はアリシア・キーズ色だったことは間違いない訳で。もちろん彼女のパフォーマンスも素晴らしかったですよ。2台のピアノを同時弾きして、グラミーを彩ってきた名曲達を歌い紡いでいく。選曲、歌唱、どれをとっても最高でしたね。あのアリシアのパフォーマンスだけグラミーではないような特別な雰囲気がありました。
今年も賞レースを含めて、存分に楽しませて頂いたグラミー賞。唯一の残念と言えば、チャイルディッシュ・ガンビーノのパフォーマンスがなかったことかな〜。
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