ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

ジョー・ルイス・ウォーカー

2010-05-29 11:32:04 | ブルース
JOE LOUIS WALKER / BETWEEN A ROCK AND THE BLUES

いよいよ今日からジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルですね。で、びっくりしたんですけど、今日の日比谷野音に出演予定だったバーナード・アリソンが急病のためキャンセルで、代役としてジョー・ルイス・ウォーカーが出演するそうです!!

これって急なことだったんですかね? 私は昨晩「ブルース銀座」さんのツイッターで知ったばかりなのですが、ジョー・ルイス・ウォーカー公式サイトのスケジュールを見ますと、今回の来日公演が既にアップされているのですが、「As part of Bernard Allison Band (Joe only)」と記されています。これってバーナード・アリソンのバンドと一緒にやるってことなんですか? ジョー・ルイス・ウォーカーと言えばかなりの大物ですよね。本国での人気はよく分かりませんが、正直、バーナード・アリソンより格上な印象です。よく引き受けてくれましたよね。なんか侠気を感じさせますよね。そして急病というバーナード・アリソンが心配です。


さて、ジョー・ルイス・ウォーカーです。80年代以降のコンテンポラリー・ブルースを代表する一人。で、最近新作をリリースしたばかりなんですが、これが良いんですよ! 脂がのってるというか、ギターにも歌にも勢いがあって、現在60歳を超えたぐらいという、まさにブルース盛りな色気と瑞々しさを感じさせてくれます。

ロッキンなビートに乗ってキュイ~ンとギターが疾走する「I'm Tide」。小気味良いジョーのヴォーカルが冴え渡るジャンプ・ナンバー「Eyes Like A Cat」。南部フィーリングが心地よい「Black Widow Spider」。のたうち回るようなスライド・ギターが強烈なガレージ・ブルース調「If There's A Heaven」。鋭いギターの切れ込みに痺れる王道ブルース「Way Too Expensive」。ファルセットを交えたアグレッシヴなヴォーカルとギター・ソロでの自由奔放な感情表現に耳を奪われる「Prisoner Of Misery」。むせび泣くようなギターが素晴らしいスロー・ナンバー「Hallways」。同じスローでもブルーなムードをしっとりと絞り上げるかのような「Blackjack」。最後を締めるアコースティック・ブルース「Send You Back」などなど。プロデュースはデューク・ロビラード。先日発表されたブルース・ミュージック・アワード(元W.C.ハンディ・アワード)で、見事『Album of the Year』を受賞しました。

あ~、ジョー・ルイス・ウォーカー観たいな~。せめて音だけでも聴きに行こうかな…。


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