ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

Tryo@代官山 蔦屋書店

2013-02-25 09:19:50 | インストアイベント

インストア・イベント観覧記その3 トリヨ@代官山 蔦屋書店

2月22日、代官山の蔦屋書店にてトリヨのインストア・ライヴを観てまいりました。2月20日に日本デビュー盤となる「愛と平和のリディム」がリリースになったばかりのフランスのバンド。もちろん初来日です。実は私も今回のイベント告知を見て初めて知ったバンドなのですが、結成は95年と意外と古く、本国フランスでは既に5枚のスタジオ・アルバムと複数のライヴ盤及びDVDをリリースし、絶大な人気を誇っているそうです。

メンバーはGuizmo(g,vo)、Mali(g,vo)、Manu(g,vo)、Daniel(ds)の4人編成のようですが、今回は残念ながらGuizmoは来日が叶わず3人編成でのライヴ。紹介されて登場するや否や、もうやる気満々と言いますか、盛り上がっていくぞ!的なスピリッツがビンビンに伝わってくる。アコースティック・ギターを持ったMaliがムード・メーカー&盛り上げ上手で1曲目からノリノリ。Manuは箱形のエレキギターを弾き、Danielはカホーンを叩く。アルバム・タイトルに「リディム」と付くぐらいですからレゲエがベースになっていると思われますが、レゲエと言うよりそれを含めた無国籍グルーヴな感じで、その弾けるリズムが気持ち良い! ヴォーカルを分け合うMaliとManuの個性の違いも面白い。もちろん歌詞はフランス語ですが、その異国情緒も素敵ですし、開放的で明るいメロディーの中にヨーロッパらしい哀愁や、反骨精神的なパワーも感じられたりして、なかなか一言では言い尽くせない味わいなのです。

特にキレのあるカホーンの打音にアコギのカッティングが絡む力強いリズムが良かったですね。そしてそこに乗るにMaliの歌声からは、陽性なヴァイヴと同時に真摯なエネルギーが感じられました。一方、Manuはなかなかの演技派で、複数の歌声を使い分けて楽曲に彩りを加え、とてもユニークな存在感を発揮していました。また彼の弾くエレキ・ギターも粋な格好良さがあって良かったです。

いや~、とにかく楽しい! おそらく本国では観客を巻き込んでのお祭りライヴを繰り広げているであろうことが察しがつくライヴ・バンドでしたね。今回もインストアとは言え、かなりの盛り上がりでした。アンコールもありましたしね。観客も沢山集まってました。そしておそらくフランスの方と思われる外人さん率も高かったです。


フジロックなんかに出たらきっと盛り上がるだろうな~、と思ったり。


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