ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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サマーソニックにカマシ軍団襲来!

2018-08-16 22:15:49 | フェス、イベント
KAMASI WASHINGTON / HEAVEN & EARTH

いよいよサマーソニックですね!

という訳で、サマソニ直前企画、カマシ・ワシントン第2弾です。

今回は、カマシ・ワシントンが連れてくるバンド・メンバーに注目。

カマシの大阪単独公演が決まった際に、クリエイティヴマンが発表した来日メンバーは以下のような感じ。


KAMASI WASHINGTON/saxophone
Patrice Quinn/vocal
Miles Mosley/bass
Tony Austin/drums
Ronald Bruner Jr/drums
Rickey Washington/flute
Ruslan Sirota/piano
Ryan Porter/trombone

このメンバーが発表されたのは大分前の話なので、変更されてる可能性もありますが、ブランドン・コールマン、キャメロン・グレイヴスという、カマシ軍団を代表する鍵盤奏者の名前が無いのは気になりますね。特にブランドン・コールマンはカマシ・バンドの名物キーボード・プレイヤー的な存在でもあったので、とても残念です。ですがそれを除けば、お父様を含むいつもの豪腕メンバーがそっくりやって来るようですね!!



RYAN PORTER / SPNGLE-LANG-LANE
まずはカマシ・ワシントンに「地球上で、最もソウルフルなトロンボーン奏者」と称賛されるライアン・ポーター。カマシとはヤング・ジャズ・ジャイアンツ時代からの付き合い。ステージではクールな佇まいで存在感抜群のトロンボーンを吹く。彼の最初のソロ作は子供向けの曲を彼流にアレンジした楽しくも刺激的な一枚。カマシ軍団”ザ・ネクスト・ステップ”総出でありながら、遊び心の感じられるリラックスした雰囲気がまた素敵な作品です。2017年のリリース。また今年2018年になって早くも最新作「THE OPTIMIST」をリリースしていますが、そちらは2008年から2009年に録音されたものだそうなので、録音年月で言えば、この「SPNGLE-LANG-LANE」が最新作となります。




RONALD BRUNER JR. / TRIUMPH
サンダーキャットことステファン・ブルーナー、そして元ジ・インターネットの鍵盤奏者キンタローことジャミール・ブルーナー、この2人のブルーナーを弟に持つの長兄ロナルド・ブルーナー・ジュニア。ザ・ネクスト・ステップが誇る豪腕ドラマーです。父はテンプテーションズやダイアナ・ロスのバックでドラムを叩いていたといいますから、かなりの音楽一家ですね。このロナルド・ブルーナー・ジュニアも父に倣い3歳でドラムを始め、これまでにウェイン・ショーターやケニー・ギャレット、スタンリー・クラーク、チャカ・カーン、さらにはプリンスまでと、数々のアーティストと共演を重ねてきているそうです。カマシとはサンダーキャットと共に幼なじみの間柄。そんなロナルドの初作は、ロナルド兄弟らしいミクスチャー感覚に溢れながらも、以外にも彼の歌を中心にした作品で、その少しスティーヴィー・ワンダーっぽい歌唱に惹かれます。もちろん、随所で叩きまくってますし、ジョージ・デュークをフィーチャーしたフュージョン曲も強力です。




MILES MOSLEY / UPRISING
カマシ・ワシントンがソロ名義で初来日した時、ベーシストがサンダーキャットでは無いことにがっかりしたのですが、実際にライヴを観て、度肝を抜かれたのがこのマイルス・モズレーでした。エレキベースではなくアップライトベースを弾く姿に、オーソドックスなジャズ・プレイヤーなのか?と思いきや、エフェクトを噛ましてブリブリとファンキーなラインを刻んでくるんですから驚きました。カマシの新作「HEAVEN & EARTH」でもそんな一筋縄ではいかないプレイでグルーヴのキモを担っています。そんなマイルス・モズレーのソロ初作が2017年リリースの「UPRISING」。実験的なファンク作になるかと思いきや、彼のストレートな歌声をフィーチャーしたソウルフルな作品。


他にもヴォーカリストを務める紅一点パトリース・クイン、カマシのお父様であるリッキー・ワシントン、ロナルド・ブルーナー・ジュニアとツイン・ドラムを組むもう一人の豪腕トニー・オースティンといったお馴染みのメンバーが並びます。そして気になるのは、ブランドン・コールマン及びキャメロン・グレイヴスの代わりに鍵盤を任されるルスラン・シロタ。この方はウクライナ出身のピアニストで、スタンリー・クラークの諸作に参加し、そこでロナルド・ブルーナー・ジュニアと共演をしていますし、サンダーキャットの作品にも客演しているので、その辺りの縁かもしれませんね。



THE STANLEY CLARKE BAND / THE STANLEY CLARKE BAND
ルスラン・シロタとロナルド・ブルーナー・ジュニアが参加し、グラミー賞を受賞したスタンリー・クラーク・バンドのアルバム。上原ひろみが参加していることでも知られる作品ですね。よく見ると、薄い字で右下に、「featuring Hiromi with Ruslan & Ronald Bruner, Jr」と記されています。2010年の作品。

ちなみに、私は上原ひろみの大ファンなので、このアルバムはよく聴きました。ですがその5年後、カマシ・ワシントンが「THE EPIC」をリリースし、さらに来日し、そのめちゃくちゃ格好良いドラマー、ロナルド・ブルーナー・ジュニアが、この作品でドラムを叩いているロナルド・ブルーナー・ジュニアと一致するまで、かなりの時間がかかりました…。っていうか、恥ずかしながら、2010年当時、ロナルド・ブルーナー・ジュニアには注目していませんでしたね〜。もちろん、この作品で重要な役割を果たしているルスラン・シロタにも…。







THUNDERCAT / DRUNK
そしてもう一人、気になるのは、やはりサンダーキャットです。カマシ・ワシントンの盟友ですし、カマシの作品には必ず参加していますが、これまでのカマシの来日には一緒に来たことはありません。もちろん発表されている来日メンバーにも彼の名前はありません。ですが、サマソニには来るんです。カマシ・ワシントンは初日19日のビーチ・ステージのトリですが、サンダーキャットは翌20日のビーチにエントリーされています。どちらかのステージに飛び入り共演とかありませんかね〜。ですがカマシは20日、ビルボードライヴ東京でライヴを予定していますので、その日はダメ。となると、19日のカマシのステージに期待ですよね〜。サンダーキャットは19日のサマソニ大阪には出ませんからね。あとは、18日金曜のソニマニのサンダーキャットですかね。ま、過度の期待は禁物ですけど、2人が並んだ画を観てみたいですよね〜。もちろん、サマソニ後にもカマシの単独公演があるので、そこも怪しいですけどね〜。


さて、サマソニのカマシ・ワシントン、どんなステージになるのでしょうか? 楽しみでなりません!!


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