ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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オーティス・クレイ、安らかに

2016-01-10 22:54:03 | ソウル、ファンク
OTIS CLAY / WALK A MILE IN MY SHOES

1月8日、オーティス・クレイが心臓発作のため亡くなられたそうです。享年73歳。

オーティス・クレイ、1942年ミシシッピ州の生まれ。ゴスペルを歌い50年代半ばにシカゴへ移住。ソウル歌手へ転向後、70年代にはメンフィス・ソウルの名門ハイ・レコードから「TRYING TO LIVE MY LIFE WITHOUT YOU 」などの傑作をリリース。また、78年の初来日及び83年の来日公演はライヴ盤にもなり、それはディープ・ソウル最高峰のライヴ盤として名盤の誉れ高く、日本のソウル・ファンにとってもかけがえのない存在でした。


私はただ1度、2006年のブルース&ソウル・カーニバルでオーティス・クレイのライヴを観ることが出来ました。もう本当に素晴らしい歌声でしたね。まさに“漢の喉”って感じで、これぞディープ・ソウル!!と感動したのを覚えています。

今夜はオーティスがその来日の翌年2007年にリリースしたゴスペル色の濃い作品「WALK A MILE IN MY SHOES」を聴いて、その歌声に浸かりたいと思います。ジョニー・テイラー作のゴスペル名曲「God Is Standing By」に始まり、ソウル・スターラーズのメンバーをゲストに向かえての「The Soul Stirrers Medley」、シカゴ・ゴスペル・フェスティヴァルにおいてカーラ・トーマスとデュエットした「If I Could Reach Out And Help」、さらにハイ・リズムを従えた83年の来日公演から「His Love」などなど。オーティス・クレイの強く、深い歌声が心に滲みます。

オーティス・クレイさん、安らかに。


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