フジロック初日。快晴!!
当初は、会場前に行ってゲートに並ぶか?ぐらいの意気込みだったのですが、結局、宿でのんびりしてしまって会場に着いた頃にはグリーンでモンゴル800が始まってました。
ランチョ・アパルテ(木道亭) → パーケイ・コーツ(ホワイト) → ミスターモミジバンド(アヴァロン) → アルバート・ハモンド・ジュニア(ホワイト) → ザ・テスキー・ブラザーズ(ヘヴン) → マーク・リーボウのセラミック・ドッグ(ヘヴン) → インタラクティーヴォ(苗場食堂) → ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ (パレス)
こんな流れ。いきなり木道程で観たコロンビアのランチョ・アパルテにやられましたね。森の小ステージで盛り上がる南米グルーヴ。木道亭の素朴な音響がまた土っぽくて良かった。こういうバンドが盛り上げてこそフジロックですよね!!
今年のフジロックは洋楽のロックバンドが少なめでしたが、初日のホワイトで、パーケイ・コーツからアルバート・ハモンド・ジュニアの流れは爽快でしたね。インディー&ガレージ臭プンプンの前者に対し、おそらく彼らに影響を与えたであろうストロークスのギタリストは意外なほどのエンターテイナーに弾けていたりと、両者ともロック魂を見せてくれました。
このホワイト2組の合間にアヴァロンで観たのが大久保紅葉さん率いるミスターモミジバンド。華やかなガールズバンド。しかしそのサウンドは本格ブルース、R&Bなんです。リーダーの紅葉さんは、お姉さんの初夏さんと共に通には知られるブルース姉妹の妹さん。いやはや、まだ若いのに喉でシャウトするタイプの素敵な声をしてらした。そして盛り上げ上手! サックスの前田サラさん、18歳という青いギタリストさんも存在感抜群でした。これはまたライヴを観てみたい!
でも紅葉さんには申し訳ありませんが、フジロック初日はここからが本番。ヘヴンでザ・テスキー・ブラザーズからの、マーク・リボーですよ!この流れは個人的にこの日のハイライト。ザ・テスキー・ブラザーズは初体験でしたが、いやこれは渋かったですね〜。オーストラリアのバンドだそうですが、シンガーさんはサザン・フィーリングたっぷりのソウルフルな歌声。そして芳醇な香り漂うバンド・サウンド。特にブルージーなギタリストさんは良かったですね〜。この米南部ソウルをそのまま復活させたような本物感、半端ありませんでした!テスキーブラザーズからバトンを受けて、夕闇迫る頃に登場したのがマーク・リボー率いるセラミックドッグ。こちらはフリーキー&アヴァンギャルド。ジャズとパンクの狭間をスリリングに駆け抜ける、マーク・リボーの鋭角的、変態的なギター・プレイもたっぷり。もちろんシャザード・イズマイリー(B)、チェス・スミス(Dr)も相当なくせ者で、トリオの織りなす音世界は、ヘヴンを真っ赤に染めた夕焼けと相まって、とんでもない異空間でした。
初日から世界やジャンルを股にかけたライヴ三昧ですが、もちろんフジロックですから、ライヴだけを観ている訳ではありません。森の中に隠れるマッドバニーを探したり、ホワイト前の河原でゴンチャンと戯れたり。山々に囲まれた木々の美しさを感じつつ、フジロックらしい遊びを堪能いたしました。タナカクマキチの舞茸天ぷらも美味しかった!!夜は贅沢にホワイトでライヴ中のオデッザをBGMに、ミラーボールが輝くボードウォークを散策したり。そして夜と言えば今年はアンフェアグラウンドですよね! 今年初めてグラストンベリーから海を渡ってフジロックにやってきた、一大アトラクション。フジロック最奥地、元オレンジ・コートのエリアに幾つもの怪しげな巨大オブジェが出現し、DJや奇抜なパフォーマー達が毒々しい世界を作り上げる。私もこの初日の夜、その世界を存分に堪能いたしました。3日間で夜にゆっくり出来そうなのは初日だけでしたので。でもゆっくりしすぎてグリーンに戻った時は、トリのN.E.R.D.が終わってしまってましたけどね…。
ただアンフェアグラウンドって、前評判の割には騒々しさに欠けるな?とも思いました。私が滞在した時間が早すぎたのかな?なにせ連日連夜、深夜2時までやっていたんですからね。でも独特の怪しさがイギリスらしくて、その雰囲気自体は大好きでしたけどね。
さて、ヘッドライナーのN.E.R.D.は見逃してしまいましたが、私のフジロック初日はまだ終わりません。苗場食堂でインタクラティーヴォです!前日の前夜祭でも観ているので今回2度目。踊らずにはいられない驚異のアフロ・キューバン・グルーヴ。しかも前夜祭より祭り感が増して大盛り上がり!苗場食堂の独特なディープな雰囲気って良いですよね〜。苗場食堂にはこの後、私も大好きなホットハウス・フラワーズも出演したのですが、それは泣く泣く断念。なぜならその時間はパレスでナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツでしたから!!
フジロック場外で怪しくきらめく不夜城パレス・オブ・ワンダー。その奥に輝くアールデコ調の移動式テントCRYSTAL PALACE TENTに登場したナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ。2日目のヘヴンのトリを務める彼らですが、それがケンドリック・ラマーと被ってるという悲劇。私はその悔しさを、このクリスタル・パレスにぶつけたのでした。テントという密室空間に熱き南部フィーリングを充満させるロッキン・ソウル。中心人物であるシンガーのナサニエル・レイトリフの愛らしくも泥臭いパフォーマンスもさることながら、ホーン隊やオルガン奏者を擁し、ブルース・ブラザーズばりのソウル・グルーヴを繰り出すバンドも最高!!いや〜これは良いね!!!
すっかりナサニエル・レイトリフと彼のバンドにノックアウトされつつテントを出ると、名物のサーカスが始まってたり。空中を回る大きな三つの輪っかの上で飛び跳ねたり、縄跳びしたり、逆立ちしたりという、何ともスリリングな神業の連続に大きな歓声が上がっていました。深夜のパレス・オブ・ワンダーという現実離れした空気を浴びつつ、体力の限界を感じ、宿への帰路へとつきました。
思えば、グリーンのアクトを一つも観なかった初日、これにて終了。
初日のベストアクト。
1位 ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ
次点 ザ・テスキー・ブラザーズ
ベストご飯
1位 金六イレブンのもち豚串
次点 タナカクマキチの舞茸天ぷら
もち豚って当たりハズレありません?この日のは大当たり。脂身も多く柔らかくてジューシーでした! タナカクマキチさんはね、タイミング的にご飯を切らしてて天丼が食べられなかった。そこが減点。でも天ぷら自体は美味しかった!!!
次回はいよいよケンドリック・ラマーが登場。フジロック2日目に続く。
当初は、会場前に行ってゲートに並ぶか?ぐらいの意気込みだったのですが、結局、宿でのんびりしてしまって会場に着いた頃にはグリーンでモンゴル800が始まってました。
ランチョ・アパルテ(木道亭) → パーケイ・コーツ(ホワイト) → ミスターモミジバンド(アヴァロン) → アルバート・ハモンド・ジュニア(ホワイト) → ザ・テスキー・ブラザーズ(ヘヴン) → マーク・リーボウのセラミック・ドッグ(ヘヴン) → インタラクティーヴォ(苗場食堂) → ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ (パレス)
こんな流れ。いきなり木道程で観たコロンビアのランチョ・アパルテにやられましたね。森の小ステージで盛り上がる南米グルーヴ。木道亭の素朴な音響がまた土っぽくて良かった。こういうバンドが盛り上げてこそフジロックですよね!!
今年のフジロックは洋楽のロックバンドが少なめでしたが、初日のホワイトで、パーケイ・コーツからアルバート・ハモンド・ジュニアの流れは爽快でしたね。インディー&ガレージ臭プンプンの前者に対し、おそらく彼らに影響を与えたであろうストロークスのギタリストは意外なほどのエンターテイナーに弾けていたりと、両者ともロック魂を見せてくれました。
このホワイト2組の合間にアヴァロンで観たのが大久保紅葉さん率いるミスターモミジバンド。華やかなガールズバンド。しかしそのサウンドは本格ブルース、R&Bなんです。リーダーの紅葉さんは、お姉さんの初夏さんと共に通には知られるブルース姉妹の妹さん。いやはや、まだ若いのに喉でシャウトするタイプの素敵な声をしてらした。そして盛り上げ上手! サックスの前田サラさん、18歳という青いギタリストさんも存在感抜群でした。これはまたライヴを観てみたい!
でも紅葉さんには申し訳ありませんが、フジロック初日はここからが本番。ヘヴンでザ・テスキー・ブラザーズからの、マーク・リボーですよ!この流れは個人的にこの日のハイライト。ザ・テスキー・ブラザーズは初体験でしたが、いやこれは渋かったですね〜。オーストラリアのバンドだそうですが、シンガーさんはサザン・フィーリングたっぷりのソウルフルな歌声。そして芳醇な香り漂うバンド・サウンド。特にブルージーなギタリストさんは良かったですね〜。この米南部ソウルをそのまま復活させたような本物感、半端ありませんでした!テスキーブラザーズからバトンを受けて、夕闇迫る頃に登場したのがマーク・リボー率いるセラミックドッグ。こちらはフリーキー&アヴァンギャルド。ジャズとパンクの狭間をスリリングに駆け抜ける、マーク・リボーの鋭角的、変態的なギター・プレイもたっぷり。もちろんシャザード・イズマイリー(B)、チェス・スミス(Dr)も相当なくせ者で、トリオの織りなす音世界は、ヘヴンを真っ赤に染めた夕焼けと相まって、とんでもない異空間でした。
初日から世界やジャンルを股にかけたライヴ三昧ですが、もちろんフジロックですから、ライヴだけを観ている訳ではありません。森の中に隠れるマッドバニーを探したり、ホワイト前の河原でゴンチャンと戯れたり。山々に囲まれた木々の美しさを感じつつ、フジロックらしい遊びを堪能いたしました。タナカクマキチの舞茸天ぷらも美味しかった!!夜は贅沢にホワイトでライヴ中のオデッザをBGMに、ミラーボールが輝くボードウォークを散策したり。そして夜と言えば今年はアンフェアグラウンドですよね! 今年初めてグラストンベリーから海を渡ってフジロックにやってきた、一大アトラクション。フジロック最奥地、元オレンジ・コートのエリアに幾つもの怪しげな巨大オブジェが出現し、DJや奇抜なパフォーマー達が毒々しい世界を作り上げる。私もこの初日の夜、その世界を存分に堪能いたしました。3日間で夜にゆっくり出来そうなのは初日だけでしたので。でもゆっくりしすぎてグリーンに戻った時は、トリのN.E.R.D.が終わってしまってましたけどね…。
ただアンフェアグラウンドって、前評判の割には騒々しさに欠けるな?とも思いました。私が滞在した時間が早すぎたのかな?なにせ連日連夜、深夜2時までやっていたんですからね。でも独特の怪しさがイギリスらしくて、その雰囲気自体は大好きでしたけどね。
さて、ヘッドライナーのN.E.R.D.は見逃してしまいましたが、私のフジロック初日はまだ終わりません。苗場食堂でインタクラティーヴォです!前日の前夜祭でも観ているので今回2度目。踊らずにはいられない驚異のアフロ・キューバン・グルーヴ。しかも前夜祭より祭り感が増して大盛り上がり!苗場食堂の独特なディープな雰囲気って良いですよね〜。苗場食堂にはこの後、私も大好きなホットハウス・フラワーズも出演したのですが、それは泣く泣く断念。なぜならその時間はパレスでナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツでしたから!!
フジロック場外で怪しくきらめく不夜城パレス・オブ・ワンダー。その奥に輝くアールデコ調の移動式テントCRYSTAL PALACE TENTに登場したナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ。2日目のヘヴンのトリを務める彼らですが、それがケンドリック・ラマーと被ってるという悲劇。私はその悔しさを、このクリスタル・パレスにぶつけたのでした。テントという密室空間に熱き南部フィーリングを充満させるロッキン・ソウル。中心人物であるシンガーのナサニエル・レイトリフの愛らしくも泥臭いパフォーマンスもさることながら、ホーン隊やオルガン奏者を擁し、ブルース・ブラザーズばりのソウル・グルーヴを繰り出すバンドも最高!!いや〜これは良いね!!!
すっかりナサニエル・レイトリフと彼のバンドにノックアウトされつつテントを出ると、名物のサーカスが始まってたり。空中を回る大きな三つの輪っかの上で飛び跳ねたり、縄跳びしたり、逆立ちしたりという、何ともスリリングな神業の連続に大きな歓声が上がっていました。深夜のパレス・オブ・ワンダーという現実離れした空気を浴びつつ、体力の限界を感じ、宿への帰路へとつきました。
思えば、グリーンのアクトを一つも観なかった初日、これにて終了。
初日のベストアクト。
1位 ナサニエル・レイトリフ・アンド・ザ・ナイト・スウェッツ
次点 ザ・テスキー・ブラザーズ
ベストご飯
1位 金六イレブンのもち豚串
次点 タナカクマキチの舞茸天ぷら
もち豚って当たりハズレありません?この日のは大当たり。脂身も多く柔らかくてジューシーでした! タナカクマキチさんはね、タイミング的にご飯を切らしてて天丼が食べられなかった。そこが減点。でも天ぷら自体は美味しかった!!!
次回はいよいよケンドリック・ラマーが登場。フジロック2日目に続く。
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