ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
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J・ガイルズ R.I.P.

2017-04-12 18:59:18 | ルーツ・ロック
THE J. GEILS BAND / FREEZE-FRAME

4月11日、J. ガイルズ バンドのギタリスト、 J・ガイルズが亡くなられました。マサチューセッツの自宅にて、遺体で発見されたそうです。71歳でした。


写真は81年の大ヒット曲「Centerfold」を含むアルバム「FREEZE-FRAME」。いやいや、「ルーツな日記」なら他に紹介すべきアルバムが沢山あるでしょう?とお叱りを受けそうですが、私にとって J. ガイルズ バンドというと、「Centerfold」なのです。

私が洋楽を聴き始めた中学生の頃、それがちょうど80年代初頭でして、ラジオでせっせと米チャートをチェックしては、上位曲に胸躍らせていたのです。当時のチャートを賑わせていたのは、キム・カーンズ「Bette Davis Eyes」、ジョン・レノン「(Just Like) Starting Over」、リック・スプリングフィールド「Jessie's Girl」、ジョーン・ジェット&ブラックハーツ「I Love Rock 'N' Roll」、サヴァイヴァー「Eye Of The Tiger」、ヒューマン・リーグ「Don't You Want Me Baby」、ジョン・クーガーメレンキャップ「Jack and Diane」、ホール&オーツ「Private Eyes」、などなど。

そんな中、J. ガイルズ バンドの「Centerfold」は特に異彩を放ってましたね。「ナーナーナナナナ♪」のコーラスが印象的な楽しい感じの曲ではありますが、何処か垢抜けない感じが。この曲は全米1位になって売れに売れましたが、正直、私はなんでこれが1位なの?って思いながらも、その不思議な ”垢抜けない” 感じにハマっていきました。今思えば、それが "泥臭さ" だったのかもしれません。洋楽を聴き始めたばかりで、ホール&オーツやスティクスが大好きだった当時の私には、その辺りの機微など分ろうはずはありませんけどね。それと、MVもインパクトがありました。教室を舞台にした意味不明なセクシー路線でしたが、ハチャメチャな感じが良かった!!何はともあれ、ヒットチャートを追いかけていた私にとって、もっとも印象的な1曲になったのでした。



もちろん、この J. ガイルズ バンドが、1970年のデビュー以来、黒人ブルース/R&B に強く影響を受けたロック・バンドとして活躍し、「アメリカのローリングストーンズ」とも賞されたり、一番の成功作であるこの「FREEZE-FRAME」は、実は商業主義的とのことで批判を受けたり、なんてことを私が知るのはもっと後になってからのことですけど。


J・ガイルズさん、安らかに。


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