ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

新宿トラッドジャズフェスティバル

2014-11-30 00:10:18 | フェス、イベント
11月15日、新宿トラッドジャズフェスティバルに行ってまいりました。こちらは新宿3丁目飲屋街が2日間に渡ってトラッドジャズ一色になる、地域密着型の町中フェス。通りのいたる所から古き良きトラディショナル・ジャズが聴こえてくる、それはもちろんニューオーリンズな息吹たっぷりな訳で、雑多とした飲屋街と愛すべき音楽が交じり合う素晴らしいイベントなのです。

もちろんチケットを買えば、そこにひしめく飲食店などでひっきりなしに繰り広げられる多彩なライヴも観れる訳ですが、無料のストリート・ライヴを巡っているだけで1日終わってしまうと言いますか、それだけで大満足の充実度。貧乏人にも嬉しいイベントなのです!!


最近は日本でもニューオーリンズ・ブラス・バンドの活躍が目立ってきていますが、その中でも個人的に一番のお気に入りがこのワン・タイム・ブラス・バンド。いや~格好良かった!前面に並んだ強力なホーン隊も圧巻ですし、三輪朋彦さんとアントンさんによるセカンドライン・リズムや、井上大地さんによるブルージー且つヒップなギターもまた最高!!気がつけばもの凄く大勢のお客さんに囲まれつつ、ゲストや飛び入りも巻き込みながらの大盛り上がりでした!



街角で始まったチャーリー田川さんのステージには、ハチャトゥリアン楽団のトランぺッター、石村奈穂さんもシットイン。ウォッシュボードがまた良かった!





さて、次はどのステージに向かおうかとタイムスケジュールを見ながらぶらぶらしていると、突然、ブラス・バンドのパレードに遭遇。先導するのは先ほどワンタイムでドラムを叩いていた三輪朋彦さん? これはついていくしか無いですよね~。




久しぶりに観たハチャトゥリアン楽団。今回はいつもと編成が少し違う感じでしたが、堂々とした素晴らしい演奏でした。バンジョーだけでなく渋い歌声も流石だった丸山さんの存在感に痺れました。そしてドラムスの三輪さんの叩くリズムがまた魅力的でした。それにしても三輪さんはこの日、大活躍でしたね。




メイン会場の大トリは、なんとチャーリー田川さんと外山喜雄さんという、日本のトラッド界が世界に誇る人間国宝級のお二人によるステージ。バックはもちろんデキシー・セインツ。こんな共演が新宿3丁目の狭い町中で見れちゃうんですからホント贅沢。田川さんの暖かいバンジョーの音色、そして外山さんの艶やかなトランペット、そして2人の歌声、最高でしたね。良いもの見せてもらいました!


これだけ素晴らしいライヴを見せてもらってこのまま帰るのもなんなので、夜は妻と落ち合って、某飲食店にて美味しいものを沢山食べて帰りました。新宿3丁目最高!!