かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

奇妙な夢

2014-11-02 10:14:55 | わがうちなるつれづれの記

10月31日夜、北海道の息子のところから鈴鹿に帰って来た。

翌日起きたら、身体の節々が痛い。

体温測ったら、自分にとっては微熱。鼻水とくしゃみも出る。

その日の夜は早めに床に就いた。

 

明け方、奇妙な夢。

どこかの部屋で、日本に一人しかいない尊い方(ぼくの夢の

なかの意識では昭和天皇のイメージで出てきている)のお世話を

している。

そこに、韓国の方だと思うが、やはり尊いお方(お顔は判然としない)が、

そこに居られた。

二人だけ、別の部屋に移動することになった。

案内したあと、天皇にぼくは問うていた。

天皇のお顔は、昭和天皇というより、昨夜テレビでみた、家族に

見守られて亡くなっていった方のようだった。

「この席に同席させてもらってもよいですか?」

気持ちとしては、「当然そうなる」というものがあった。

天皇は「なんでそう考えたのか?」とお聞きになった。

ぼく「ぼくの気持ちのなかに、親しい気持ちがあるのです」

コトバの細かいことは覚えていないが、こんなことを言って、

あとはうやむや、「あれ、夢みていたのか」となり、夜が明けて

今頃になると、「そんな夢みたのか」となり、そのうち昼間の

喧騒にまみれていくことだろう。

 

 

 

 

 


終末なのか完成なのか

2014-11-01 18:43:18 | アズワンコミュニテイ暮らし

きょうの夕方テレビで、在宅で亡くなっていった95歳の男の方の

記録が報道されていた。

90歳を過ぎて、ガンが発見され、奥さんや娘さん、看護の方に

看取られながら、静かに息を引き取った。

あきらかに余命いくばくももない状態でも、「頭、洗おうか?」と

問うと首を「うん」と振った。

身だしなみのよい人だったらしい。

部屋には、彼が好きだった音楽が流れ、壁には歳をとってからの

手習いの絵が貼ってある。

娘さんが「お父さんの美術館よね」と言っていた。

彼は板前さんであり、バンドのメンバーで横須賀のキャバレーなどでも

演奏していたとか。

ベットで寝ている彼は若いときの面影はないけど、その顔の色艶は

これから命を終える人とは見えない。生き生きと血色がいい。

つやつやしている。

ハッとする。

命を終えると、思っている・・・

最近、理想の暮らしを語る会で、死を終末とみるか、完成とみるか、

自分はどうとらえているんだろう?

テレビのタイトルも「在宅で終末期をむかえる」みたいなタイトルだ。

その老人は、みんなに看取られて、静かに息を引き取った。

あれは、終末だったのか、完成だったのか。

命を終えたのか、命を全うしたのか?