かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

心が発露し、知性が発揮される社会

2014-01-27 09:16:55 | アズワンコミュニテイ暮らし

 1月23,24日、榎本英剛さんがアズワンコミュニテイ鈴鹿の

探訪DAYで来訪された。

 神奈川県のある藤野でトランジション藤野を立ち上げた。

 今は、「よく生きる研究所」を立ち上げ、各地への講演活動も

活発にしている。

 http://www.yokuikiru.jp/profile/index.html


 半日、はたけ公園・おふくろさん弁当・里山・旧ストアなどを

まわり、そこでやっている人たちと話を聞いた。

 夜の懇談会で、榎本さんの感想を聞かせてもらった。

 「一つ財布という形で、お金のいらない社会を実現させようと

しているのは、革命的。

それも、”してもいい、しなくてもいい”と一人ひとりのグラデーションが

あるのも、おもしろい」

 「はたけ公園で。周囲にある柵の話を聞いた。どこかで柵を

作ろうと決めて、計画や役割を決めて、はじまったのでは

いないらしい。

作りたいという声があって、やろうという人が出てきた。ところが、

その人は作ることに得手ではない。いつの間にか、得手の人が

加わって出来たという。ある意味、それぞれ思い思い、勝手に

やって、出来上がってきている・・・これが実際のことじゃないか」

 「おふくろさん弁当とかファームというコミュニテイビジネスが

あるというのがいい。各人が生計を立てることが、コミュニテイ

づくりにもなっている。

 トランジション藤野では外に仂きに行く人が多く、コミュニテイの

活動が土日とかに限られてしまっている」

 

 1泊2日という短い時間だったけど、いろいろなテーマや切り口で

語り合った。

 これは、これからの研究テーマであり、一人ひとりにとっては

人生のテーマであり、コミュニテイにとっては、社会構成・社会運営の

テーマになってくるだろう。

 研究・試み・検討、この交流をしていきたいと思った。

 

 ○心が発露し、知性が豊かに発揮される社会づくり

   それを妨げている原因の探究

 ○人が育つとか、成長するとはどういうことか。

  それぞれの人のなかに、観察していきたい。上辺の評価でなく。

  地域社会のなかにこそ、育ちのベースがある。

 ○人と人の間にお金が介在しない社会は実現できるか。

   地域通貨という試みのこれからの姿

 ○人と人の意志が尊重され、それぞれの自由意志で営まれる社会

   人と人の間に、させたり、されられたりというようなものが

   あるのかのかどうか、その解明。

    それをベースにした社会の仕組みや運営。

 ○話し合うとはどういうことかの解明。

  夫婦の会話「ことしは竹の子あまりたべていないね」「4回食べたでしょ」

  これは、会話になっているかどうか。

  この検討と、人と人の関係がベースの社会の構想。

 ○安心とか、安全、安定とはどういうことか。

 ○人とつながるというけれど、つながるとはどういうことか。

 ○人はどうしても、固定したり、決めたりしないと安心できない。

  お金がないと安心できない。

  この辺を、個人レベルでも、コミュニテイレベルでも、どう

  解決していくか。

 

 榎本さんと、いろいろお話した内容を、ぼくなりに思いつくままに

思い出しながら、メモしました。

 いろいろな機会で、いろいろな形で交流できたらいいなあと

思いました。

 いちど、藤野を訪問したいと思っています。