真夏日、午前10時とは言っても、気温上昇中。
7月23日朝10時、各地から鈴鹿カルチャーステーションに寄りあった。
先月、南伊勢への小旅行におでかけして、なんとなく”健生みえの会”の暮らしは、第一土曜日は月例会、第四土曜日はどこかへ”おでかけ”という流れになりつつある。これで、いいのかな?
今回は、いつも寄り合いに使っている鈴鹿カルチャーステーションンの深訪だった。
<鈴鹿カルチャーステーションって、なーに?>
代表理事の坂井和貴さんが、案内をしてくれた。
「最近、身近な人の自死があって、ますます、人と人が安心して暮らせる社会基盤の大事さを痛感しています。その方向を目指しながら、三つの柱を立ててやっています。
1、地域社会のなかで、だれもが、いつでも、気楽に寄りあえる、”街の縁側”的な場に・・
2、子どもや青年、そして壮年、老年の人たちもふくめての学びの場。
3、自然と調和した人の暮らしを考えていくための発信基地でもあり、検討の場」
経験豊かな、”健生みえ”の会員さんから、「正直、ここ、もうからないでしょう?」と問いかけ。
坂井さん「経済的にはくるしくとも、こころ楽しくやっています」と一言。一同、笑い。共感と励ましの気持ちを感じた。
坂井「いろいろな方が講師できてくれます」
中井「ぼくの大学時代の友人が、フランス語を大学で教えている。フランス映画が好きで、好きで、昨年から毎月、ここで講座をしている。彼には、交通費だけ、出している」
坂井「講演料を払わなくてもいい人が、増えたらいいかなあ」
中井「好きなことしゃべれて、一番うれしいのは本人だから、彼から、こちらに聴講料を払ってもいいのでは・・」
<街のはたけ公園って、どんなことしてるの?>
”健生みえの会”会長、中井正信さんが案内してくれた。”会長”は、この街のはたけ公園に、入れ込んでいるように見える。
”はたけ”は、西隣にある大型ショッピング「ハンター」さんから、昨年夏に、「きちんと見てくれるなら」と無償で借りた。1ヘクタール余の広さがある。
中井さんは、借りて、まっさきに畑の東端に、ユンボをもってきて、大きな池を掘った。
「おいおい、なにがはじまったの?」と聞くと、蓮根を植えるんだという。
あれから、一年、みんなで蓮池を見た。「これからだね・・」
コミュニテイ・ベジタブル・クラブの野菜の畑も見学した。
事務局長大平達男さんは、ナスを育てている。台風までは、一日20キロ採れていた。
「はじめてのナス栽培ですが、いよいよ収穫するという朝は、わくわく、こんなに嬉しくなるものか、
人間として本来性を感じました」
中井「一作物をつくったら、ここでつくられているすべての野菜が食べられるという仕組みなんです。
いまは、地を域通貨でたべられるように、ショップもできました」
<おふくろさん弁当~お肉とやさいの店>
おふくろさん弁当は、あいにく休業中。お店の前で、中井さんが案内。
お肉とやさいの店では、店長さんの竹本広さんが、説明してくれた。
「開店して、三週間たった。いまは、せっせと、チラシをまいて、地域の方に知らせています。
街のはたけ公園からくる、地域通貨対応の野菜とか増えてきてほしいです」
ちょうど、そのとき、手製の「食パン」もって、女の人。「それって、地域通貨で?」
「ええ、でも、予約の分なの」
<鈴鹿市徳居(とくすい)町にある里山見学>
鈴鹿カルチャーステーションから、車で10分。里山に行く。
高崎広さんが、案内してくれた。
「里山と、なんとなく言っていたんですけど、きのうの晩、かんがえたんです」
一同「ええ、それって?・・・」
「里山って、ただ森があって、自然があるというより、人の手が入り、自然もそれに応じてくれる、
自然と人の手がせめぎ合いながら、バランスがとれて、出来て行くもの、そんなものかなと・・」
一同「うーん・・・」
森のなかは、涼しい。風がしっとりと吹きぬける。足元は程よく手入れされていて、ふうわりした踏み心地は、身体を生き返らせてくれる感じ。
高崎さん「けっこう、下刈すると、見違えったように、広々するんだよね。でも、振り返ってみると、この里山に一番、やってきているのは子どもたちなんだなあと。彼らが、遊びまわって、里山をつくってきたのかも・・」
<昼ごはんは、中井会長宅居間にて・・>
中井さん宅は、鈴鹿カルチャーステーションから歩いて10分ほどのところにある。柱や棟に太い木材をつかって、昔き旧家のように天井も高い。
総員16名、三つの食卓に分かれて、ゆとりで座れた。
本日のメニュー
・揚げ浸し ナス(大平)・カボチャ・オクラ・ピーマン(中井)・豚肉 中井佳子
・冷製たまご豆腐
・黒豆の黒糖煮 黒糖は波照間産 伊藤八重子
・キューリの塩麹漬け
・ちらし寿司 すし飯に鮭やしば漬けなどありあわせのもの混ぜて
・キューリの糠漬け 中井佳子
・デザート
スイカ 中井正信
和菓子”清流” 餡や豆や薄緑の葉様のものを寒天で包む 宮地小浪
・差し入れ ウエハスやゼリー 山本さん
準備は、女の人たち。八重子さんが持ってこられた食材で、なにやら、みんなでやっている。
足利有紀さん、大平照子さん、宮地小浪さん。中井佳子さんは、厨房で、本日の料理盛りつけ。
伊藤敏正さん「こんどは、男がつくって、女の人が座って待っている、こんなのやりたい
余川さん「ぼくは、駄目です」
一品一品について、めいめい好きなこと言って、にぎやかに食事。
散らし寿司は、お替りに立つ人が、けっこういた。
八重子さん「子どものときから、大勢で食べることに慣れていて。ご近所に、一人で食べている人見ると、
つい、いっしょに食べましょうって、誘ってしまうんです」
「こんなの、これからもやりたい」と言う人もいた。
山崎さんは、鈴鹿で傾聴ボランテイアの活動をしている。
「家庭の事情で、一人に閉じこもって、うつ状態になる人が結構いる。そういう人の話を聴くというのも
自殺する人をなくすとういうので、大事なことだと思ってやている」という感想もあった。
3時ごろ、お開きに。最後は、誰言うともなく、お年寄りの男の人も交じって、お片づけ。あっという間に
机の上のもの無くなる。
伊藤敏正さん「会費は、掛かった分を割り勘ということにしましょう。作る方も、食べる方も、こころおきなくなく味わえるように。こういう会が長続きするように」
この日は、ワンコインで。
最後に、全員で写真を撮ろうとなった。大平さんが、一人ひとりに大きくプリントした一文字を
もたせた。宮地小浪さんが、デジカメを自動にセットした。
「はい、笑って」
ああ、だれもが寄りたくなるような会に、ぼちぼち、なっていきたいなあ。
7月23日朝10時、各地から鈴鹿カルチャーステーションに寄りあった。
先月、南伊勢への小旅行におでかけして、なんとなく”健生みえの会”の暮らしは、第一土曜日は月例会、第四土曜日はどこかへ”おでかけ”という流れになりつつある。これで、いいのかな?
今回は、いつも寄り合いに使っている鈴鹿カルチャーステーションンの深訪だった。
<鈴鹿カルチャーステーションって、なーに?>
代表理事の坂井和貴さんが、案内をしてくれた。
「最近、身近な人の自死があって、ますます、人と人が安心して暮らせる社会基盤の大事さを痛感しています。その方向を目指しながら、三つの柱を立ててやっています。
1、地域社会のなかで、だれもが、いつでも、気楽に寄りあえる、”街の縁側”的な場に・・
2、子どもや青年、そして壮年、老年の人たちもふくめての学びの場。
3、自然と調和した人の暮らしを考えていくための発信基地でもあり、検討の場」
経験豊かな、”健生みえ”の会員さんから、「正直、ここ、もうからないでしょう?」と問いかけ。
坂井さん「経済的にはくるしくとも、こころ楽しくやっています」と一言。一同、笑い。共感と励ましの気持ちを感じた。
坂井「いろいろな方が講師できてくれます」
中井「ぼくの大学時代の友人が、フランス語を大学で教えている。フランス映画が好きで、好きで、昨年から毎月、ここで講座をしている。彼には、交通費だけ、出している」
坂井「講演料を払わなくてもいい人が、増えたらいいかなあ」
中井「好きなことしゃべれて、一番うれしいのは本人だから、彼から、こちらに聴講料を払ってもいいのでは・・」
<街のはたけ公園って、どんなことしてるの?>
”健生みえの会”会長、中井正信さんが案内してくれた。”会長”は、この街のはたけ公園に、入れ込んでいるように見える。
”はたけ”は、西隣にある大型ショッピング「ハンター」さんから、昨年夏に、「きちんと見てくれるなら」と無償で借りた。1ヘクタール余の広さがある。
中井さんは、借りて、まっさきに畑の東端に、ユンボをもってきて、大きな池を掘った。
「おいおい、なにがはじまったの?」と聞くと、蓮根を植えるんだという。
あれから、一年、みんなで蓮池を見た。「これからだね・・」
コミュニテイ・ベジタブル・クラブの野菜の畑も見学した。
事務局長大平達男さんは、ナスを育てている。台風までは、一日20キロ採れていた。
「はじめてのナス栽培ですが、いよいよ収穫するという朝は、わくわく、こんなに嬉しくなるものか、
人間として本来性を感じました」
中井「一作物をつくったら、ここでつくられているすべての野菜が食べられるという仕組みなんです。
いまは、地を域通貨でたべられるように、ショップもできました」
<おふくろさん弁当~お肉とやさいの店>
おふくろさん弁当は、あいにく休業中。お店の前で、中井さんが案内。
お肉とやさいの店では、店長さんの竹本広さんが、説明してくれた。
「開店して、三週間たった。いまは、せっせと、チラシをまいて、地域の方に知らせています。
街のはたけ公園からくる、地域通貨対応の野菜とか増えてきてほしいです」
ちょうど、そのとき、手製の「食パン」もって、女の人。「それって、地域通貨で?」
「ええ、でも、予約の分なの」
<鈴鹿市徳居(とくすい)町にある里山見学>
鈴鹿カルチャーステーションから、車で10分。里山に行く。
高崎広さんが、案内してくれた。
「里山と、なんとなく言っていたんですけど、きのうの晩、かんがえたんです」
一同「ええ、それって?・・・」
「里山って、ただ森があって、自然があるというより、人の手が入り、自然もそれに応じてくれる、
自然と人の手がせめぎ合いながら、バランスがとれて、出来て行くもの、そんなものかなと・・」
一同「うーん・・・」
森のなかは、涼しい。風がしっとりと吹きぬける。足元は程よく手入れされていて、ふうわりした踏み心地は、身体を生き返らせてくれる感じ。
高崎さん「けっこう、下刈すると、見違えったように、広々するんだよね。でも、振り返ってみると、この里山に一番、やってきているのは子どもたちなんだなあと。彼らが、遊びまわって、里山をつくってきたのかも・・」
<昼ごはんは、中井会長宅居間にて・・>
中井さん宅は、鈴鹿カルチャーステーションから歩いて10分ほどのところにある。柱や棟に太い木材をつかって、昔き旧家のように天井も高い。
総員16名、三つの食卓に分かれて、ゆとりで座れた。
本日のメニュー
・揚げ浸し ナス(大平)・カボチャ・オクラ・ピーマン(中井)・豚肉 中井佳子
・冷製たまご豆腐
・黒豆の黒糖煮 黒糖は波照間産 伊藤八重子
・キューリの塩麹漬け
・ちらし寿司 すし飯に鮭やしば漬けなどありあわせのもの混ぜて
・キューリの糠漬け 中井佳子
・デザート
スイカ 中井正信
和菓子”清流” 餡や豆や薄緑の葉様のものを寒天で包む 宮地小浪
・差し入れ ウエハスやゼリー 山本さん
準備は、女の人たち。八重子さんが持ってこられた食材で、なにやら、みんなでやっている。
足利有紀さん、大平照子さん、宮地小浪さん。中井佳子さんは、厨房で、本日の料理盛りつけ。
伊藤敏正さん「こんどは、男がつくって、女の人が座って待っている、こんなのやりたい
余川さん「ぼくは、駄目です」
一品一品について、めいめい好きなこと言って、にぎやかに食事。
散らし寿司は、お替りに立つ人が、けっこういた。
八重子さん「子どものときから、大勢で食べることに慣れていて。ご近所に、一人で食べている人見ると、
つい、いっしょに食べましょうって、誘ってしまうんです」
「こんなの、これからもやりたい」と言う人もいた。
山崎さんは、鈴鹿で傾聴ボランテイアの活動をしている。
「家庭の事情で、一人に閉じこもって、うつ状態になる人が結構いる。そういう人の話を聴くというのも
自殺する人をなくすとういうので、大事なことだと思ってやている」という感想もあった。
3時ごろ、お開きに。最後は、誰言うともなく、お年寄りの男の人も交じって、お片づけ。あっという間に
机の上のもの無くなる。
伊藤敏正さん「会費は、掛かった分を割り勘ということにしましょう。作る方も、食べる方も、こころおきなくなく味わえるように。こういう会が長続きするように」
この日は、ワンコインで。
最後に、全員で写真を撮ろうとなった。大平さんが、一人ひとりに大きくプリントした一文字を
もたせた。宮地小浪さんが、デジカメを自動にセットした。
「はい、笑って」
ああ、だれもが寄りたくなるような会に、ぼちぼち、なっていきたいなあ。