えいちあーる亭日誌

日々の徒然、株などを語り ハッピーリタイアメントを目論むノーテンキなブログ

- 都へ つれづれなるままに-

立つ鳥あとを濁さず 

2006-11-12 19:43:27 | 株のお話

NQN>◇レックスHD、経営陣らのTOBに賛同・期末配当を中止
 ジャスダック上場で、コンビニエンスストア「am/pm」(エーエム・ピーエム)や焼き肉チェーン「牛角」を展開する
レックス・ホールディングス(2688)は10日、経営陣による企業買収(MBO)に伴うTOB(株式公開買い付け)に
賛同すると表明した。併せて、2006年12月期の期末配当について、従来は625円を予定していたが、同日の取締役会で、
今回のTOBの成否にかかわらず実施しないことを決議したと発表した。

ギョーカイの用語でわかりずらい人もいると思うが    
要約すると、焼肉チェーン店牛角の経営陣が自分ちの株価が下がったのをいいことに
今、市場にある株は23万でぜーんぶ買い戻してワシらだけで経営するもんね。誰にも口出しなんかさせんもんね。
そうそう、ついでに来月末に約束してた625円の配当なんだけど(利子のようなもの)何があっても払わんけんね 
あじゃぱー ってかんじの発表
この株、今年1月のライブドアショックまでは50万を超えていて、            
その後、赤字転落とか、決算が不明朗だったりして8月21日の30万円台を境に窓を開けて急落、
(一時14万円台まで逝ったはず)、まあ、その間に逃げる投機家は逃げたろうが、しかし、株が値下がりしようが
いまも、牛角や土間土間が好きで配当や優待チケットを期待した本当の意味でのレックスHDの株主がいるはず、・・・

マネーゲーム感覚の投機家には50万で買おうが14万で買おうが終値は23万のクロージングベル。それはよかろう
(昨年高値に登って行くレックスの相場に参加した えいちあーる亭 亭主としてはさびしい限りではあるが・・・)

しかし、本来の意味での株主に後ろ足で砂をかけるような所作は絶対に許せん
6月、12月の年2回の配当は規定事実であるはずと期待した株主も多かろう
しかも本決算12月といえば年に一度の株主優待の交付時期、優待情報を見れば削除されているところを見ると、
どうみても優待券を発行するつもりもなさそう。

それなら中間決算の段階で発表すべきだった。年度も押し迫っての発表に
株主が他の株への資金転換するチャンスを奪っただけでなく、その間の金利とも言うべき
配当をもほごにする。という火事場泥棒的な発想。いくら23万で買い上げるといっていても
2005年のお正月以降に、この株を買ってまだ持っている人がいたら、その全員が損している勘定。
株式公開買い付けと文言はかっこいいけれどその程度のカネしか出しません。ということ、

経営環境を閉じられたものにしたい気持ちはわかる。いつM&Aで買収されるかわからぬこの時代に、
この株価は危ない。それは投機家としても十分理解する。

しかし、立つ鳥あとを濁さず、もう少しいさぎよい退場の仕方もあったんじゃないか。

わずかな銭をケチることで企業として、人としての品格までもどぶに捨てるのを良しとしたなら、
それも詮ない事・・・


     
         好きだっただけに腹が立つ    ぽちっとな

            




コメント (1)
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坂崎幸之助商店