昨日「安いオートバイの狙い目」をご紹介しましたが、ただ安かったから良かったって事はないですよね。
そう、古くなったオートバイに必ず起こり得るのが「故障」です。(笑)
購入直後から襲う可能性もある「故障」ですが、中古の場合こればっかりは避けて通れません。
せっかく安く手に入れたのは良いけど、後で後悔するほどの「故障」をされてはたまりませんよね。
と言う訳で、まず「故障」についての「心得」をお話しますが、
実は選ぶ車両によっては「必ず起こる故障」ってのがあります。
それを、販売ショップの人やオートバイに詳しい人から、事前に「情報をキャッチ」しておくって事です。
例えば、ヤマハ「XJR1200」を20年以上乗ると必ずフロントフォークのシールがやられてオイル漏れを起こす…。
これが、車両の特徴として当たり前だったとすると、それを購入する前、事前に知っておくと言う事です。
起こり得る「故障」って実は「絞り込む」ことができます。
特に国産だとエンジンが壊れるみたいな決定的な「故障」ってのは余程の事で、
実際は「起こり得るべくして起こる故障」ばかりだったりします。
電装系の脱線やヒューズの劣化、ベアリングなどグリスの腐敗によるものや、ベアリングそのものの劣化。
鉄と鉄の連結部の固着、スプロケなどギア関係の摩耗、キャブレターの腐敗などなど。
大抵の場合、知ってれば「考え得る事ばかり」なんですよね。
中古の場合、古ければ古いほど「故障」は必ず起こります、しかしここをしっかり理解しておけば、
自分の「想定範囲」ってのが頭の中で出来上がるので慌てずに済みます。
なので、必要以上に恐れる事はありません。(笑)
また、購入前の保管状態によっては錆(さび)が発生してる場合があります。
これは「故障」と言うより個体の状態を指す訳ですが、例えばガソリンタンクの中が錆びついてる場合、
これに関しては購入前に調べることが可能です。
見た目で判断するだけでなく「調べないと見えない部分」には細心の注意が必要です。
これは購入前の「心得」ですね。
また、これらを「故障」と捉える人もいますが、タイヤの摩耗やプラグの劣化、バッテリーの腐敗や劣化、
これに関しては新車でも短期間で多く乗ってれば必ず襲って来る「消耗品」の事で決して「故障」ではありません。
この手の「消耗品」に関しては購入時にどれだけ保つか、事前に調べておく必要があります。
もっと言えば、一番安心なのは「購入時に全て新品にしておく」って手もあります。
ボクの場合は、それを含めて車両価格としてもらい購入しています。
色々書きましたが、中古には中古の「デメリット」があります。
その事は初心者でも、みんなが知ってる事。
しかし肝心なのは事前の「心得」や「情報」1つで購入後の状況が大きく変わることがあるって事です。
最後に何が起きても「信頼のおけるショップ」を見つけておく事も大事です。(笑)