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カワサキのオートバイと、2ストの相性&特性。(番外編vol.2040)

2021-08-02 09:28:53 | 日記

カワサキの2ストマシンと言えば、やはり70年代に大人気を博した「マッハ」シリーズですよね。

中でも初期(1969年)に登場した「マッハIII-H1」500ccモデルは、あまりにも速いエンジンを搭載してた為、

とても「危険なオートバイ」また「乗り手を選ぶオートバイ」というレッテルを貼られることとなります。

また、その後に追加モデルされた「マッハIV-H2」は当時の国内最大排気量だった750ccを誇り、

当時、最強を誇るホンダ「CB750ドリーム」の対抗馬として登場します。

最大の特徴は「3気筒エンジン」だった事と、その3つのシリンダーヘッドが不思議なカタチでそれぞれ独立してた事です。

さらに1972年に名車「Z1」を登場させるカワサキですが、

2ストマシンに関しても「KH」シリーズというネーム変更で、そのまま1977年まで生産されることになります。

80年代に入ると大型バイクから中型バイク主流が変化し、レーサーレプリカ人気が加熱する様になると、

それに合わせてカワサキもついに1984年、初期型「KR250-KR250A型」を販売開始。

特徴は、縦(たて)に並んだ2気筒シリンダーで「タンデムツイン」と呼ばれる変わった形状のエンジンを搭載していた事です。

また外観に関してもトレンドから遠く離れた「独特のデザイン」でカワサキらしからぬ雰囲気を醸し出していました。

翌年1985年には、その後期モデルとなる「KR250-KR250A型」を登場させ、

低速トルクを強力にした「KVSS」を搭載した進化モデルへと変化させます。

ここまででも言える事は、2ストにおけるエンジン構造は他社と比べても遜色に無い「優れた機構」が盛り込まれていたって事です。

さらに1988年には、よりレーシーなデザインを纏(まと)った「KR-1-KR250B型」を販売。

エンジンは並列になりフレームはオールアルミ製になった事で先代モデルより10kgも軽くなり、

高性能なラジアルタイヤの性能向上もあって、カワサキ「歴代最強」と言われる2ストモデルとなります。

で、その翌年1989年にはその進化版となる「KR-1S-KR250C型」を登場させますが、

なぜか、これがカワサキとして「最後の2ストマシン」となってしまいます。

理由はボクには分かりませんが、世間を振り返るとこの時代が「2スト最盛期」だったことは間違いなかったです。

今でも「カワサキと言えば4ストエンジン」と言うイメージは確かにあります。

しかし、ここまではカワサキも他社に追従する2ストマシンをしっかり開発してたんですけどね。

いわゆるネイキッドの「Z」シリーズと、カウル仕様の「ニンジャ」シリーズがカワサキと言うブランドイメージですが、

オートバイファンなら、かつてカワサキに「マッハ」や「KR」ってモデルがあった事は誰もが知るところです。

国内でのレーサーレプリカ合戦に関して途中断念した感じで2ストから撤退してしまったカワサキですが、

実は海外では小型バイクとして2ストエンジンはその後も作られていました。

国内での販売がなかったので、知らない人も多いと思いますが「タイ」や「インドネシア」で、

2000年以降も売られてたんですよね。

これまた、カワサキの不思議な部分なんですよね!(笑)










コメント
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