Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

オートバイの進化?4気筒から2気筒へ。(番外編vol.2285)

2018-07-29 20:58:11 | 日記

中排気量に多く見られる傾向に、かつては「4気筒エンジン」を搭載していた車両が、

今では「2気筒(パラツイン)」もしくは「単気筒」に進化?いや変化したものが多く存在しますよね。(笑)

これは一体なぜなのか?

一説には製造コストが、かかり過ぎると言われていますが、全くもってその通りです。(笑)

実はこの問題、エンジンだけでなくフレームやら、リアアームなど細部にまで、そのコストパフォーマンス化がオートバイに及んでいます。

例えば80年代後半に登場していた、ホンダ「CBR250RR」やヤマハ「FZR250RR」などと比べ、

今のホンダ「CBR250RR」やヤマハ「YZF-R25」は、一見今風で美しく見えるのですが、

とても素材が「安いのもの」を使っています。

もちろんエンジンもそうで「4気筒」から「2気筒」へ、はたまた最高出力も10ps近くパワーが下がってしまってます。

これには「4気筒エンジン」そのものの複雑な構造が「コストを上げてる」とも言えますが、

実は最大の問題に、排気ガス規制による「インジェクション化」が大きく関わっているんですよね。

「2気筒」を制御する「インジェクション」と「4気筒」を制御する「インジェクション」では製造コストに大きな違いがあります。

なので、安価に作れる「2気筒」を必然的に使用する事になってくるんですね。

ただし昔の機械式キャブから「インジェクション」となった事で「吸気効率」が上がり、

フィーリングそのものは、思ってるほど「大きく差が生じていない」って事も知ってて欲しいです。

逆に、かつてのアルミフレームだったり、強力なリアアーム、フロントのダブルディスクなど、

車体に関するコストダウンの方が、今の新しいバイクの残念なところだったりします。

メーカーも必死で、このチープな部分をデザインや設計で、なんとかまとめているのが現状です。

多くのユーザーが、今の250ccや400ccクラスを昔のような「4気筒」にして欲しいと願っていると思います。

だか今の状況を見ると、まだその様なバイクが出る気配はない。何故なのか?

その要因はとにかく「販売価格」です。

新しい現行型ホンダ「CBR250RR」が「2気筒エンジン」で70万円を超える価格帯になった事で、

世間では賛否両論を巻き起こした経緯がある様に、仮に「4気筒」を搭載したヤマハ「YZR-R25R」って車両が出たら、

さて、新車価格は一体いくらになるでしょうって感じです。(笑)

まぁ、まず確実に、100万円は超えるでしょうね。

例えエンジンが「4気筒」になったと言っても、250ccクラスのバイクに100万円以上の予算をつぎ込むのか?

もちろん需要が高まればその分、価格は下がります。

しかし、今の状況を考えると非常に厳しい事が言えます。

なので多分、この価格になる事は間違いないと考えられます。

ただ「貨幣価値」を考えると、20以上年前の価値と今とでは多少「違いがある」ことは間違いないです。

その分、バイクも高くなってる。当たり前のことですよね。(笑)

それに対して問題なのは、一般のサラリーマンの現在の平均「年収」です。

多分ですが、中には20年前の方がボーナスもたくさん出て「年収が高かった」って人もいるでしょう。

要するに物価は上がってるけど年収は変わらない、もしくは下がっているってのが原因とも考えられます。

昔を知るボクなんかは、高性能な中型バイクでも50万円も出せば「新車で買える」ってことを覚えています。

なので、国産バイクが200万円を超えるなんて、今でも信じられない気持ちです。

新しい(若い世代)と、過去を知る年配世代ではこのギャップが大きなものになってる事も間違いないです。

しかも今のバイクブームの主役は年配者です。

やはり高ければ買わないって事になってしまいますよね。(笑)

この意識が存在する限り、中排気量に「4気筒」を搭載した新しい車両は出てこないでしょう。

メーカーも開発資金をたくさん使って、数の売れないバイクを作ったりしないでしょうしね!(笑)







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新車では二度と買えない2ストバイク。(番外編vol.2284)

2018-07-29 15:18:47 | 日記

近年の厳しい「排気ガス規制」によりほぼ壊滅状態となった「2スト」のスポーツバイク。

80年代から90年代にかけて劇的に進化し、高い人気を誇ったオートバイたちです。

その代表的な車種としては、ホンダ「NSR250R」やヤマハ「TZR250R」、

スズキ「RGV250ガンマ」などが挙げられます。

これらは鍛え上げられた最終モデルたちで、全て「V型2気筒エンジン」となっています。

また傾向として、排気量はほとんどが「250cc」であったのですが、性能は今の600ccスーパースポーツに匹敵する実力を誇ります。

時代的に機械式キャブだったので、今のような電子制御システムは搭載されていませんでしたが、

2ストをより精度を高めるための工夫は多く見受けられます。

車重はほとんどが100kg前後、今のバイクと比べても圧倒的な軽さが特徴です。

また2スト「最大の特徴」である、5.000回転あたりからくる「パワーバンド」では極端なパワーを誇り、

当時の4スト400ccレーサーレプリカより強力な加速力も誇っていました。

軽くコンパクトが故に、道がタイトであればあるほど、その性能を発揮してくれて、

スパルタンな乗り込みを可能としてくれてたのですが、それが故に無謀な運転をするライダーに受け入れられ、

危険な走行をさせる要因にもなってしまいます。

今日は90年代を過ぎた、いわゆる「後半に登場したモデル」を見ていきたいと思っているのですが、

この頃ともなると「2スト」と言えど成熟性が高まり、どのバイクも「旋回性や味付け」が随分と向上して、

不完全燃焼を起こす2ストならではの白煙もかなり軽減され、乗りやすく作られていることが特徴として挙げられます。

ホンダ「NSR250R」に関しては最終モデル(MC28)でPGMメモリカードが採用され、

カードの差し替えで簡単に競技専用のモードに切り替えることが出来てました。

カタログ数値ではパワー規制で40psまで抑えられていたのですが、基本エンジンの実力はそれ以上で、

チャンバーの交換だけで10ps以上にパワーを上げる事が可能だったと諸説言われていましたからね。

もちろんヤマハ「TZR250R」に関しても、スズキ「RGV250ガンマ」に関しても同じ事が言えて、

ヤマハ「TZR250R」の場合は、3重の排気デバイス(トリプルY.P.V.S.)が採用される事で、

苦手する中低速域でのパワーから高回転域までスムースな吹け上がりをし実現しており、

オイルポンプの電子化に伴い、交換するだけで最大70psまでパワーを引き上げる事が可能でした。

スズキ「RGV250ガンマ」に関しては、イタリアのアプリリア「RS250」でその性能を証明することとなり、

同一のエンジンを搭載した「RS250」で最大で70ps以上の出力を誇るとされていました。

とにかくパワーバンドに放り込めば、大型バイクと同様の速さを誇る「恐ろしい250cc」で、

4ストにはない「2スト」ならではの速さを誇っていたと言えます。

現在、中古市場ではかなり高額な取引がなされていますが、それとは対照的に「愛好家」も増えてる傾向で、

ホンダ「NSR250R」などは、ボクの地元でもよく見かけるようになりました。

ボク自身も93年式のホンダ「NSR250R-SP(MC21)」ロスマンズカラーに乗っていた事があるので、

性能に関しては、実体験からよく分かっています。(笑)

世間では大型バイクが持てはやされ、ツーリングが主体化してる状況ですが、

中型でありながら、それ以上の性能とパワーを誇るこの手の「2スト」も、また別の意味で、

楽しいバイクでありますから、流行りに流されないライダーさんは、

ぜひ、今から「2スト」バイクに乗って見てはいかがでしょう。

ただし、パーツの劣化や、故障が激しいというデメリットもありますから、

整備やメンテに関してはシビアな部分も出てしまいます、ある程度自分で面倒を見る事が出来る人に、

オススメしたいですね!(笑)






コメント (2)
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