90年代中盤からどんどん「低迷の一途」をたどっていたバイク界が、2000年を数年超えた頃から、
ある種、突然に近い状態で「復活」の方向に向かい始めます。
この現象はかつてあった「オートバイブーム時代」に若かった人たちが、
当時とは違う主観と意図で「もう一度バイクに乗ろう」と考えた事から始まったとされています。
なので、上は70年代にあった「第1次バイクムーム」世代、
はたまた80年代にあった空前の「第2次バイクブーム」世代が中心という事です。
この始まりの時期を見るに、
年齢的には「第1次バイクムーム」世代が50代あたり、「第2次バイクブーム」世代が40代って感じです。
で、その始まりは、今から「約15年」ほど前からじゃないかと思われます。
そして、その原動力となったのが「ハーレーダヴィットソン」の存在です。
この「復活劇」の要因には多くのライダーの目的が「ハーレーに乗る」だったようです。
という事は、必然的に「大型バイク」となるのですが、既に教習所で免許を取得する事ができるようになっていたので、
比較的、簡単に「目的達成」する事が可能だったんですよね。
現在でも大型バイクに乗ってる3人に1台は「ハーレー」とも言われています。
このブームを「第3次バイクブーム」と名乗るなら、又の名を「ハーレーブーム」と言っても過言じゃないのかもしれません。
確かに「ハーレー」はある意味、とても魅力的なバイクで、
ライフスタイルまでも変える力を持っています。
いわゆるアメリカンスタイル、アウトロー、バイカーというイメージです。
特にファッションを見ても「革ジャンにサングラス」が似合いますよね。
で、始まりこそ「ハーレー」でしたが、のちにバイク人口が増えるに連れて、国産バイクにも目を向けられるようになります。
ただし、あくまで「大型バイク」が主流で、現在ではあらゆるジャンルに人気が飛び火してて、
ツアラー系、またはスーパースポーツ系からネオクラッシックスポーツ系などが人気を獲得している状況です。
ただ、今後の見通しですが「第1次バイクムーム」世代は既に60才代に突入していますし、
ボクを含む「第2次バイクブーム」世代も50代に入っています。
次に続くライダーの人口はこの世代に比べ、非常に少ない傾向なので、
年齢を重ねたライダーから徐々に離脱するとなると、またかつての「オートバイ氷河期」が襲ってくる可能性は大です。
かつてと違い、あくまで大人が中心となって盛り上がってる今の「第3次バイクブーム」。
後が続かない事は今の状況を見るに間違いないです。
わずかな若者たちだけで、新しい「オートバイブーム」を続けていく事が出来るのか?
今後に大きな課題を残すことになりそうですね!(笑)