普及センターでは,農業者や地域住民に理解され,効率的で効果の上がる普及指導活動を推進するため,毎年,外部の委員(普及活動検討委員)から御意見を頂く「大崎地域農業改良普及活動検討会」を開催しており,今年度第1回目となる検討会を9月5日に開催しました。
はじめに,普及センターが重点的に取り組むプロジェクト活動5課題の中から,現地検討課題として「そばの生産性向上による中山間地域を担う法人経営の安定化」を選定し,その対象である,株式会社スマイルフィールドの中鉢代表取締役のほ場管理システム(KSAS)の活用状況と,そばの湿害対策として,実証試験を行った高畝栽培の生産現場を視察しました。
その後,大崎市岩出山池月公民館に会場を移し,今回の現地検討課題について詳しく説明するとともに,その他のプロジェクト活動4課題の進捗状況について説明し,御出席いただいた4名の委員からこの半年間の普及活動に関する評価や,今後の活動に対するアドバイスをいただきました。
検討委員からは「効果的な普及手法として,若い農業者に多くの事例を見せるようにしてほしい」との意見や中山間地域の鳥獣害対策を重要視する意見を多くいただきました。
普及センターでは,今回の貴重な提言を今後の普及活動に活かし,生産者から頼られる普及活動を行っていきます。
<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910