宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

女性農業者が働きやすい職場づくりを目指して視察研修会を開催

2019年09月05日 15時05分33秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年8月22日(木)に,アグリレディーズネットとめと登米農業改良普及センターの主催により,「女性農業者が働きやすい職場づくり研修会」を開催しました。研修会には女性農業者等20名が参加し,女性が働きやすい職場づくりを実践する一関市の2つの農業法人を視察しました。

 最初の研修先の農事組合法人京津畑やまあい工房(岩手県一関市大東町)は文字通り北上山地の山合いの44戸の小さな集落にあり,当法人の懸田代表理事より女性を中心とした法人設立に至った経緯や女性だけの組織での円滑な運営の秘訣などについて話を伺いました。また,廃校となった小学校を活用したレストランや宿泊施設を見学し,地元産品による昼食「まんがんばっとセット」をいただきました。

 次に有限会社「かさい農産」(岩手県一関市川崎町)は,ほうれんそうなどの施設野菜,にんじん・ごぼうなどの露地野菜,農産加工に取り組む農業法人で,農山漁村活躍表彰の女性活躍表彰部門で農林水産大臣賞を受賞しています。当日は葛西代表取締役会長より,女性が働きやすい職場づくりを積極的に進め,役員の半数,社員のほとんどを女性が占めるまでに至った経過について話を伺いました。また,女性社員2名からは子育て中心の働き方に配慮してもらうことにより,3~4人の子供を抱えても仕事を続けることができたとの生の声を聞くことができました。

 いずれも女性のライフスタイルに合った職場づくりを実践しており,参加者は多様な働き方を提供できる農業の懐の深さをあらためて実感したようです。

 普及センターでは,女性農業者の働きやすい環境整備につながる活動を今後も支援していきます。

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  

 


令和元年度第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会の開催

2019年09月05日 13時40分23秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和元年9月2日(月),登米市中田町の現地および登米合同庁舎において第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。

  最初に中田町の(有)かわつらグリーンサービスを視察しました。かわつらグリーンサービスは水稲,大豆,麦など約70haと露地および施設野菜に取り組む大規模複合経営体であり,平成8年1月に法人化しました。設立後20年以上経過し,次世代への経営承継が必要になっていることから普及センターではプロジェクト課題として支援してきました。当日は現在の経営者と次世代経営者候補のお二人から承継に至る経過や今後の課題についてそれぞれの立場から話を伺いました。

 次に農業次世代人材投資事業(経営開始型)を活用し,平成31年1月から施設きゅうりで独立就農している中田町の齋藤大地さんのきゅうり栽培ハウスを視察しました。齋藤さんは非農家出身ですが,青年海外協力隊を志して東京農業大学に進学。在学時の南アフリカ共和国への渡航を機に日本で農家になることを決意して現在に至っています。普及センターでは新規就農者支援のプロジェクト課題対象者として,経営と技術の両面から支援しています。齋藤さんから営農上の課題や今後の夢について話を伺いました。

 視察後,登米合同庁舎に移動して関連する2つのプロジェクト課題について8名の検討委員から成果や進め方に対する意見をいただきました。かわつらグリーンサービスについて事業承継のモデルとして問題を抱える農業法人へも波及させてほしい,また,齋藤さんのような新規就農者は資金,住居,農地等多くの壁を乗り越えなければならず関係機関の力を結集して支援してほしいといった意見が出されました。検討会で出た意見を踏まえ,今年度後半の活動等に活かしていきます。

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522